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1月31日(現地時間30日、日付は以下同)。ホームのフットプリント・センターでサンアントニオ・スパーズを迎えたフェニックス・サンズは、第3クォーター終了時点で79-91と12点ビハインドを背負っていた。
スパーズはこの試合を迎えた時点でウェスタン・カンファレンス11位の19勝31敗ながら、名将グレッグ・ポポヴィッチHC(ヘッドコーチ)率いるチームは第3クォーター終了時点でリードしたアウェイゲームでは9戦無敗と、データ上では優位に立っていた。
だがサンズはクリス・ポールを中心に攻め立て、第4クォーター残り8分50秒にキャメロン・ジョンソンのダンクで94-93と逆転に成功。
その後、両チームは接戦となり、スパーズが再び逆転するシーンもあったのだが、残り2分を切ってデビン・ブッカーが逆転となる3ポイント、さらに相手のターンオーバーを挟んでステップバックジャンパーを放り込んで4点差をつけると、一度もリードを譲らず最終スコア115-110でスパーズを下した。
「誰も悪いプレーをしていなかった。彼らは一丸となってプレーしていたよ。我々はフィジカルに、すばらしいペースで戦った。だが相手はチームとして恐ろしいほど自信を持ってプレーしていた」。
ポポヴィッチHCは試合後にそう語り、昨季のウェスト覇者を称賛。10連勝を飾ったサンズは今季戦績を40勝9敗とし、40勝一番乗り。
この日はブッカーがゲームハイの28得点、ミケル・ブリッジズが26得点8リバウンド、ポールが20得点8リバウンドに今季最多の19アシスト、ジョンソンが11得点、ビスマック・ビオンボが10得点11リバウンド、イシュ・ウェインライトが10得点2ブロックをマーク。
なお、この勝利でモンティ・ウィリアムズHCは今年のオールスターゲームでレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)がキャプテンを務める「TEAMレブロン」の指揮を執ることが決定。
「長いシーズンのなかで、小さな基準やゴールを設けるのは別に悪いことじゃない。モンティ、それにこのチームの(コーチング)スタッフのことを思うとうれしいし、最高だね」。
ポールはサンズの選手たちがここ数週間、ウェスト首位の戦績を残してウィリアムズHCをオールスターゲームの指揮官にすることを狙っていたと明かしていた。
昨季NBAファイナルまで勝ち上がるも、ミルウォーキー・バックスの前に2勝4敗で敗れたサンズにとって、今季はリベンジを目指すうえで、ここまですばらしいシーズンを送っていると言っていいはずだ。
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