2022.02.06

左膝のACL断裂で今季絶望のジョー・イングルズ「今でもプレーするのが大好きなんだ」

ジャズ一筋8シーズン目をプレーしていたイングルズ[写真]=Getty Images
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 1月31日(現地時間30日、日付は以下同)に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズ戦の第2クォーター中盤。ユタ・ジャズのジョー・イングルズはトップから左ドライブでリング下へ向かった際に左膝を負傷。診断の結果、左膝の前十字靭帯(ACL)を断裂したことが発覚し、今季残り試合を全休することとなった。

「ソーシャルメディアでは、まるで僕が終わったみたいになっていた。僕からすれば『おいおい、何言ってんだ?』って感じさ」。

 2月6日に『ESPN』のインタビューに応じたイングルズはそう語り、近日中に修復手術を受けるものの、NBAキャリアが終わったわけではないと口にしていた。

 34歳のベテランは「文字どおり疑いなくね」と復帰することを誓っており、さらに「このケガをしてしまうと、たぶん皆がそう言うのは知っている。あのケガから数日間は、僕がちょっとおかしくなってしまうと思っているんだろうね。でもこのケガを乗り越えて復帰する選手がいることも見てほしいね」と発していた。

 オーストラリア代表の主力であり、ジャズ在籍8シーズン目のイングルズは15歳の時に足をケガして以来、深刻なケガに苦しんだことはなかったと明かしており、NBAでも昨季途中まで現役選手として最長となる384試合連続出場を果たしたタフガイ。

 今季も先発と控えを行き来しながら平均24.9分7.2得点2.9リバウンド3.5アシストを残すベテランは、シューターとしてだけでなくプレーメイカーとしても貢献できる好選手。

「僕のゲームは決して身体能力がベースになっているものじゃない。だからこの手術によってそれがなくなることはないし、リハビリがどうであれ、リーグにいる皆は僕にはどんなことができるのか、どうプレーしているかは分かっているさ」。

 イングルズはそう語っており、これから始まる長いリハビリを経て再びNBAのコートへ戻ってくることに自信を見せていた。

「僕は今でもプレーするのが大好きなんだ。NBAでプレーしたい。今は他のどこかでプレーするつもりはない」と話していたイングルズ。約1年間の離脱が予想されているため、ジャズとしては貴重なベテランを失ったのだが、イングルズには是非とも復活した姿を見せてほしいものだ。

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