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2月11日(現地時間10日、日付は以下同)。ブルックリン・ネッツとフィラデルフィア・セブンティシクサーズの2チーム間で大型トレードが合意に達した。
『ESPN』によると、ネッツはジェームズ・ハーデン、ポール・ミルサップを放出し、シクサーズからベン・シモンズ、セス・カリー、アンドレ・ドラモンド、ドラフト1巡目指名権2本を獲得したという。
The Nets are trading James Harden to the Sixers in a deal for Ben Simmons, per @ShamsCharania @NBAonTNT pic.twitter.com/5VF7PKJErY
— Bleacher Report (@BleacherReport) February 10, 2022
ネッツは昨年1月中旬に4チーム間の超大型トレードでヒューストン・ロケッツからハーデンを獲得し、ケビン・デュラント、カイリー・アービングとのビッグ3を形成するも、ケガや新型コロナウイルスの影響もあってなかなかそろわず、プレーオフを含めて約1年間で計16試合のみの共演に。
レギュラーシーズンで8勝2敗、プレーオフで5勝1敗を残すも、昨季プレーオフではカンファレンス・セミファイナル第7戦の末にミルウォーキー・バックスの前に惜敗。
シモンズは今季まだ公式戦に出場していないのだが、代理人のリッチ・ポールは『ESPN』へ「彼(シモンズ)を戻してプレーするためにはまだやることがあるが、正しい方向へ進む最高のステップだ」と話しており、シモンズはすでにデュラント、ショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)とも話をしたと明かしている。
公称211センチ108キロのシモンズは、昨季平均14.3得点7.2リバウンド6.9アシスト1.6スティールを残した超大型ポイントガード。3ポイントをはじめとするアウトサイドショットを苦手としており、昨季プレーオフではフリースロー成功率34.2パーセントと壊滅的な成績に終わったものの、プレーメイカー役を務めることができるほか、ペイントエリアにおける得点方法は多彩で、リーグ最高級のディフェンス力でもネッツを助けることができるだろう。
また、シューターのジョー・ハリスが足首のケガのため無期限の離脱となっていることから、今季平均15.0得点4.0アシストに3ポイント成功率40.0パーセント(平均2.2本成功)を誇るカリーはパティ・ミルズと共にシューター役として期待大。元リバウンド王のドラモンドも今季平均18.4分で8.8リバウンドを残しており、フロントコートへ厚みをもたらすはず。
一方のシクサーズは、先発陣の一角(カリー)とバックアップセンター(ドラモンド)を失ったものの、リーグ最高級の実力者ハーデンの獲得に成功。
今季リーグトップの平均29.4得点に10.9リバウンド4.3アシスト1.4ブロックと大暴れを見せているジョエル・エンビードのスタッツはダウンするかもしれないが、ハーデンとのデュオは恐ろしいこととなるに違いない。