2022.03.20

通算得点で歴代2位となったレブロン「俺だけじゃなく家族、友人たちにとっても光栄」

マローンを抜いて歴代2位へと順位を上げたレブロン[写真]=Getty Images
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 3月20日(現地時間19日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズは、ワシントン・ウィザーズ戦でゲームハイの38得点に10リバウンド6アシストをマーク。

 レギュラーシーズン通算3万6947得点に達し、カール・マローン(元ユタ・ジャズほか/3万6928得点)を抜いてNBA史上2位へと浮上。レブロンは「間違いなく、いつかこの瞬間のことを思い返す日が来るだろう」と試合後に語るも、こう続けていた。

「でも今の俺には切り離すことなんてできない。俺たちはいくつかいい流れをつかむ最高の機会があったのだから」。

 レブロンがそう振り返ったように、レイカーズは最大16点差をつけていたものの、最後はウィザーズの前に119-127と痛い黒星を喫することに。順位こそウェスタン・カンファレンス9位のままだが、レイカーズは30勝41敗とし、10位のニューオーリンズ・ペリカンズ(29勝41敗)とのゲーム差が0.5まで縮まってしまった。

 とはいえ、75年の歴史を誇るNBAで歴代2位の通算得点に到達したことは偉業であることに変わりはない。そしてカリーム・アブドゥル・ジャバー(元レイカーズほか/3万8387得点)が保持するNBA歴代最多得点記録にあと1440得点まで迫っている。

「プレーを続けていれば、これまでに映像を観たり、そこから学んできた偉大な選手たちと肩を並べることができる。その度に俺は言葉を失うね。旅路のなかでも俺だけじゃなく故郷や家族、友人たちにとっても光栄なことだ」。

 レブロンはそう口にし、ウィザーズ戦で達成した新たな偉業を振り返った。もっとも、ジャバーの記録を塗り替えることについては特にフォーカスしないようにしていくようだ。

「俺はこれまで、いつだって自分のやり方でプレーしてきた。こうした記録というのは、俺が正しくプレーしてきたからこそ、自然と生まれるものなんだ。キャリアのどこかで達成できることを願うよ。けど、それについて考えすぎないようにする」。

 20日を終え、今季の平均得点ランキングはジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)が30.0得点でトップにおり、レブロンとヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス)がそれぞれ29.8得点とわずか0.2得点差で追うという大混戦。残り11試合で得点王争いがどうなっていくのかは気になるところ。だがそれ以上に、レイカーズがどれだけ白星を重ねていくことができるか。レブロンが最も気にかけているのはチームの勝敗なのは間違いない。

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