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3月24日(現地時間23日、日付は以下同)に行なわれたフェニックス・サンズとミネソタ・ティンバーウルブズによる一戦は、サンズのディアンドレ・エイトンが「プレーオフの状況だった」と振り返るほど激しいゲームとなった。
勝利を収めたのはサンズ。エイトンがキャリアハイの35得点に14リバウンド3アシスト、デビン・ブッカーが後半に22得点を奪うなど計28得点に7アシスト、5本の3ポイントを沈めたランドリー・シャメットが19得点、ミケル・ブリッジズが16得点6リバウンド、キャメロン・ペインが13得点9アシストを残し、125-116でウルブズを撃破。
敗れたウルブズではアンソニー・エドワーズが19得点4アシスト、カール・アンソニー・タウンズが15得点11リバウンド3ブロックをあげるなど、計7選手が2ケタ得点を残すもこれで2連敗。
ゲームは両チームの選手たちが一触即発の場面になるなど途中荒れる展開となり、試合全体で各チームにテクニカルファウル3つとフレグラントファウル1つがコールされた。
特に試合時間残り8分35秒にタウンズがシャメットへのフレグラントファウルを宣告され、サンズ優勢の展開になったことで「あれがゲームの流れを変えてしまった。残念ながらね」とウルブズの大黒柱は悔やんでいた。
そしてこの日、ブッカーとタウンズという両チームのオールスター選手がレギュラーシーズン通算1万1000得点に到達。ブッカー(25歳と144日)はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)、ケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、コービー・ブライアント(元レイカーズ)に次いでNBA史上4番目の若さで突破。一方のタウンズは殿堂入りしたレジェンド、ケビン・ガーネット(元ウルブズほか)に次いでフランチャイズ史上2人目の快挙。ガーネットが通算575試合で達成したのに対し、タウンズは475試合と、球団史上最速で達成してみせた。
ブッカーが所属するサンズはウェスタン・カンファレンス首位かつリーグトップの59勝14敗、タウンズが君臨するウルブズはウェスト7位の42勝32敗となっている。
サンズはウェスト首位が確実視されており、ウルブズはプレーイン・トーナメント進出が濃厚。このトーナメントの結果次第で、両チームはプレーオフのファーストラウンドで対決する可能性もある。
ブッカーとタウンズはケンタッキー大学の元チームメートで、前者は2015年のドラフト全体13位指名、後者は1位指名であり、さらにはウルブズのディアンジェロ・ラッセルも2位指名というドラフト同期。もしプレーオフ1回戦でこのカードが実現すれば、大きな注目を浴びるに違いない。
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