2022.03.25

ポストシーズン出場を目指すクリッパーズのジョージが約3か月ぶりにチーム練習へ参加

チーム練習へ復帰したジョージ[写真]=Getty Images
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 3月25日(現地時間24日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズのポール・ジョージがチーム練習へ参加。昨年12月23日を最後に右ひじの内側側副靭帯断裂のため戦線離脱していた男が、リハビリの新たな段階へ突入したとチーム側が発表した。

 ジョージは26日のフィラデルフィア・セブンティシクサーズ戦もすでに欠場が発表されているものの、ポストシーズン前に復帰することを目指している。この日の練習ではコーチングスタッフたちと最小限のコンタクトを交えた4対4をこなした。

 オールスターブレイク付近で、ジョージはチーム練習用のコートへ立って近距離から左手でショットを放っており、今月上旬から右手でシューティングしていることが報じられていたこともあり、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)はこう話す。

「彼の状態は良いね。彼は何も痛みを感じてはいなかったから、ポジティブな要素だ。コンディショニングに努めていて、最小限のコンタクトでは問題なくできていた。だから今の段階では問題はなさそうだ」。

 クリッパーズでは左足骨折のため離脱しているノーマン・パウエルも、今週からコート上でシューティングを開始。コンタクトありの練習の許可こそ下りていないものの、クリッパーズにとって両選手が復帰へ向けて前進しているのは間違いなく朗報。

 レギュラーシーズンを8試合残した時点で、クリッパーズはウェスタン・カンファレンス8位の36勝38敗。7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(42勝32敗)と6.0ゲーム、9位のロサンゼルス・レイカーズ(31勝42敗)とは4.5ゲーム離れていることから、このままの順位でプレーオフ進出をかけてプレーイン・トーナメントへ臨むことが濃厚だ。

 今季平均24.7得点7.1リバウンド5.5アシスト2.0スティールを誇るジョージ、クリッパーズ加入後に平均21.0得点4.0アシストを記録するパウエルに加えて、右膝の前十字靭帯を断裂して離脱しているカワイ・レナードについても、ルーHCはドアを開けて待つ姿勢。「もちろんそうする。メディカルスタッフが、彼らへプレーできることを許可すれば、あとはもう完全に彼らの決断次第だからね」と話していた。

 プレーイン・ゲームは一発勝負。レギュラーシーズン終了時点で各カンファレンス7位と8位、9位と10位が成績上位チームのホームアリーナで激突し、前者の勝利チームが第7シードを獲得。前者の敗者と後者の勝利チームが、第8シードをかけて戦うこととなる。

 クリッパーズはレジー・ジャクソンマーカス・モリスルーク・ケナードテレンス・マンイビツァ・ズバッツらが奮戦している。もしそこにジョージやパウエル、さらにはレナードが加われば、相手チームにとって脅威となることは間違いないだけに、今後の動向に注目していきたい。

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