2022.03.29

ペリカンズとの重要な一戦を落とし、左足首を痛めたレブロン「俺は欠場するのが嫌だ」

ペリカンズ戦で左足首を痛めたまま出場を続けたレブロン[写真]=Getty Images
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 3月28日(現地時間27日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズはニューオーリンズ・ペリカンズ相手に前半終盤に23点ものリードを手にしていたのだが、徐々にリードを縮められ、終盤の競り合いの末に108-116と黒星を喫してしまった。

 この試合を終えた時点で、ウェスタン・カンファレンスは9位のペリカンズ(32勝43敗)、10位のレイカーズ(31勝43敗)、11位のサンアントニオ・スパーズ(30勝44敗)が1.5ゲーム差。29日にスパーズがヒューストン・ロケッツを下したことで31勝44敗となり、この3チームのゲーム差は1.0ゲーム差まで縮まった。

 ペリカンズ戦の第2クォーター序盤に左足首を痛めたレイカーズのレブロン・ジェームズが、試合後に「俺はゲームから出たくなかった。(この試合の重要さを)理解していたからだ。試合に勝ちたかった。俺たちにとってどれだけ大事な試合だったか分かっていた」と悔やんだように、プレーイン・トーナメント進出を争うチームとの直接対決をなんとしてでも制しておきたかったのである。

 この試合、レブロンは左足首を痛めたものの、最後までコートに立ち続けてゲームハイの39得点に9リバウンド5アシスト、マリーク・モンクが23得点6アシスト、ラッセル・ウェストブルックが18得点7リバウンド6アシストを残すも、勝負どころで決定打となるショットが決まらずに惜敗。

 レイカーズはペリカンズとの今季戦績を1試合残して2戦全敗となったことで負け越しが確定。スパーズとは2勝2敗となった。もしレギュラーシーズン終了時点でこの3チームが同率で並んだ場合、ウェスト9位と10位に入るのは3チーム間における直接対決の戦績で左右される。レイカーズ対ペリカンズ戦が1試合残っている段階ではあるものの、現状ではスパーズが5勝3敗(ペリカンズに3勝1敗、レイカーズに2勝2敗)、ペリカンズが3勝3敗(レイカーズに2勝0敗、スパーズに1勝3敗)、レイカーズが2勝4敗(ペリカンズに0勝2敗、スパーズに2勝2敗)のため、スパーズが9位、ペリカンズが10位となる。

 4月2日にレイカーズがペリカンズ戦を制して3勝4敗で並んだとしても、前者はパシフィック・ディビジョン、後者とスパーズはサウスウェスト・ディビジョンのため、ディビジョン内における戦績ではなく、カンファレンス内における戦績が決め手となる。だが28日を終えた時点でレイカーズが16勝28敗、ペリカンズが21勝24敗のため、ペリカンズ優勢となっている。

 つまり、レイカーズがプレーイン・トーナメント進出を決めるためには、レギュラーシーズン残り8試合で可能な限り勝利を重ねていくしかない。

 そんななか、29日のチーム練習でアンソニー・デイビスがチーム練習へフルメニューで参加。レブロンは参加せず、ホテルで左足首の治療を受けたのだが、両選手の30日のダラス・マーベリックス戦におけるステータスは“doubtful”(疑わしい)となっており、依然として両選手が出場できるかは微妙。

 28日の試合後、レブロンは「日々どうなっていくか見ていくことになるが、今はすごく痛い」と語るも、左足首のケガのため欠場する可能性があることについては「そうなってほしくはない。俺は欠場するのが嫌なんだ。それは俺のスタイルじゃない」と語っていた。

 プレーイン参戦に向けて苦しい状況となったレイカーズ。37歳の大ベテランとリーグ有数のビッグマンは、この窮地を救ってチームを一発勝負のポストシーズンまで導くことができるのか。今後の戦いぶりは必見だ。

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