2022.04.08

レブロンがステフィン・カリーとの共闘を熱望?「彼のすべてが好きなんだ」

レブロン(右)がカリー(左)にラブコール?[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 ロサンゼルス・レイカーズは今、失意のドン底に落ちていることだろう。開幕当初は“優勝候補”とまで言われていたが、結果は予想されていたものとは180度異なりプレーイン・トーナメントの出場権さえも確保できなかった。

 キャリア終盤に差し掛かっているレブロン・ジェームズにとって、今シーズンの結果はとても許せるものではないはずだ。3月19日(現地時間18日)に開催されたトロント・ラプターズ戦では、リバウンドを取らない味方に対して怒鳴り散らす様子が確認されており、フラストレーションは相当のものであることが伺える。

 いずれにせよ、レイカーズとの契約をあと1年とするレブロンは有終の美を飾るべく、チームにテコを入れるか、新天地への移籍を考えているだろう。これが本気なのか、あくまで夢や理想の域から逸脱しないのか本意は不明だが、レブロンは自身が主宰するトーク番組でともにプレーしたい選手を問われた際、とある選手にラブコールを送った。

「素晴らしい選手が何人かいるけど、ステフィン・カリーだ。現役選手なら間違いなく彼だね。歴史上から選ぶのは難しいが、スコッティ・ピッペンの大ファンと言える。もちろん、ジョーダンやコービーもその一人だが、スコッティ・ピッペンとペニー・ハーダウェイがトップ2だね」

「だけど、現役はステフ。彼のすべてが好きなんだ。彼がアリーナにクルマを停めた瞬間からガードしたほうがいい。ベッドに入る時もだ。神に誓う。彼はそれぐらい特別な存在だよ」

 そんなキングからのラブコールはカリー本人の耳にも届いている。ラジオ番組出演したカリーは、レブロンの肉声を聞いた際に笑いながらも現実的なコメントを返している。

「そうだな、彼は望みを叶えてくれたよね。彼はキャプテンとして、過去2回のオールスターゲームで僕を選んでくれた。それで十分かどうかは分からないけど、今はそれで十分かな」

「彼のようなMVP級の選手や史上最高の選手と一緒にプレーするのはどんな感じだろうと、興味や好奇心が湧いてきた時は、いつだってワクワクするよ。素晴らしいことだからね。僕たちは皆、そうしてファンタジーを楽しむことができるんだよ」

 レブロンの発言に対し、ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーもコメントを求められたが、指揮官は「それについては、何も考えないよ」と語るにとどまった。

 夢物語ではあるが、レブロンとカリーが現役中に祭典以外の舞台で共演することはあるのだろうか。

 文=Meiji

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