2022.04.28

ペリカンズで活躍するマッカラム「どこにも行ったりはしない。ここで引退したいんだ」

ペリカンズで活躍を続けるマッカラム[写真]=Getty Images
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 今季途中にポートランド・トレイルブレイザーズからニューオーリンズ・ペリカンズへトレードで移籍したCJ・マッカラムは、新天地で平均24.3得点4.5リバウンド5.8アシスト1.3スティールを残し、プレーイン・トーナメント進出に大きく貢献。

 ウェスタン・カンファレンス9位の36勝46敗でレギュラーシーズンを終えたペリカンズは、そのプレーイン・トーナメントでサンアントニオ・スパーズ、ロサンゼルス・クリッパーズを相次いで撃破。4シーズンぶりにプレーオフの舞台へ戻ってきた。

 ウェスト第8シードを勝ち取ったペリカンズの相手は、今季リーグベストかつ球団史上最高となる64勝18敗を残したフェニックス・サンズ。だがペリカンズはブランドン・イングラム、マッカラムを中心にプレーオフ ファーストラウンドでここまで2勝3敗と、大健闘を見せている。

 昨季までブレイザーズで8年連続のプレーオフ出場を飾ったマッカラムは、シリーズ平均23.4得点7.4リバウンド5.6アシスト。ミケル・ブリッジズをはじめとするサンズのディフェンスの前に、フィールドゴール成功率38.5パーセント、3ポイント成功率34.8パーセントと苦しんでいるものの、イングラム(同28.2得点)に次ぐチーム2番手の得点源を務めている。

 そのマッカラムは、4月27日(現地時間26日、日付は以下同)に『ANDSCAPE』へ掲載された記事の中で、約3か月の在籍ながらペリカンズでキャリアを終えたいと話していた。

「僕はどこにも行ったりはしない。ここにいるよ。僕がどこへ行くっていうんだい? 何のためにここを離れるの? ここで引退したいんだ。僕は今30歳で、生まれて13週間の息子もいて、結婚もしている。何かいいことがあるんなら、そこに居続けるものさ。ここは楽しいところでね。僕らはこれからも成長していくし、僕自身はこの街について学んでいるところなんだ。これからは家を探すよ」。

 マッカラムの契約は2023-24シーズンまで残っており、今夏に3年の延長契約を結べる資格を手にする。

「そのことについては何も言えないな。まだ話し合っていないから。でも(ポートランドから)離れる前に、妻には『僕がどこへ行こうと、そこでキャリアを終えたい。ニューオーリンズは、僕がキャリアを終えたいと思える場所のリストなんだ』と話していた。僕は所属先をコロコロ変えたりしないし、フリーエージェンシーだって経験しない。9年もリーグにいるけどね。これまで、僕がフリーエージェントになったことがあるかい?」。

 ペリカンズにはイングラムやヨナス・バランチュナス、ハーバート・ジョーンズ、ラリー・ナンスJr.、ホセ・アルバラード、ジャクソン・ヘイズといった選手たちがおり、今季全休したザイオン・ウィリアムソンという元オールスター選手もいる。

 それもあって、マッカラムはペリカンズの現状と将来性に大きな期待を抱いているのだろう。

「ニューオーリンズ。僕の中では、自分のキャリアをここで終えたい。この街や人たちへ、自分自身を捧げたいんだ」。

 今後のNBAキャリアについて、そう語ったマッカラム。今夏の動向はさておき、まずは29日に行なわれる第6戦で、ペリカンズがシリーズ逆王手をかけることができるかに注目していきたい。

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