2022.05.08

復帰戦でダブルダブルを見せたエンビード…「どんなに調子が悪くてもできることを」

フェイスガードを着用して試合に臨んだエンビード[写真]=Getty Images
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 トロント・ラプターズとのシリーズで右眼窩骨折と軽度の脳震盪を負い、無期限の離脱となっていたフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードが、5月7日(現地時間6日)のマイアミ・ヒートとの第3戦で無事復帰を果たした。

 この試合、エンビードは黒いフェイスガードを着けてコートに立ち、球団は”The Phantom of The Opera(オペラ座の怪人)”をもじって”The Phantom of The Process”とTwitterで投稿。復帰早々18得点11リバウンドのダブルダブルを披露し、2連勝していたヒートの勢いに歯止めをかける勝利に貢献している。

 試合後、エンビードは「本当に勝ちたいし、僕たちはそれを実現するチャンスを持っていると感じている」とコメントした。フィラデルフィアの地元メディア「PhillyVoice」が伝えている。

「もちろん、健康を維持して全員がいいプレーをしなければならない。0-2で負けているときは、どんなに体調が悪くてもできる限りのことをしなければならない。勝利できたことがうれしいよ」

 反撃の1勝を手にしたシクサーズだが、エンビードがケガ明けであるという事実は揺るがない。ともに先発を務めたガードのタイリース・マクシーは「何度も聞いたんだ。『大丈夫か。本当に大丈夫か』ってね」と、エンビードに尋ねていたと明かした。

「バスケットボールは僕たちにとって重要なことで仕事でもあるけど、彼にとって人生最高のことであってほしい。でも、彼は戦士だ。彼が(復帰直後にもかかわらず)36分プレーしてくれたことは、チームにとってとても大きなことだった」

 大黒柱が帰ってきたことで、攻防の両方で大きく戦力が上昇したシクサーズ。次戦もシクサーズのホームであるウェルズ・ファーゴ・センターが会場となるが、ファンの声援を背にシリーズを2-2のタイに持ち込むことはできるだろうか。エンビードのプレーには注目が集まる。

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