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5月12日(現地時間11日)。NBAは2021-22レギュラーシーズンの最優秀選手賞(以降、MVP)にデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが選ばれたことを発表した。
セルビア出身の万能型ビッグマンは、昨季に続いて2シーズン連続でMVPを獲得。NBA史上、2シーズン以上連続してMVPに選ばれたのは13人目。現役ではミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ(19、20年)、ゴールデンステイト・ウォリアーズのステフィン・カリー(15、16年)、ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズ(09、10、12、13年)に次いで4人目となった。
キャリア7シーズン目の今季、ヨキッチはいずれもチームトップとなる平均33.5分27.1得点13.8リバウンド7.9アシスト1.5スティール0.9ブロックにフィールドゴール成功率58.3パーセントをマーク。平均得点(リーグ6位)、平均リバウンド(同2位)、平均アシスト(同8位)、フィールドゴール成功率(同8位)と、4つの部門でリーグトップ10入りしており、ここ50シーズンで初の快挙も達成。
さらに、ダブルダブル(66度)、トリプルダブル(19度)でいずれもリーグトップに立ったヨキッチは、今季74試合の出場で2004得点、1019リバウンド、584アシストを残し、1シーズンで2000得点、1000リバウンド、500アシスト以上というNBA史上初の大台もクリア。
100のスポーツライターと放送関係者による投票で、ヨキッチは65もの1位票を含む計875ポイントを獲得。2位のジョエル・エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ/26の1位票を含む計706ポイント)、3位のアデトクンボ(9の1位票を含む計595ポイント)を上回り、MVPを手にした。
なお、今季のMVP投票はヨキッチ(セルビア出身)、エンビード(カメルーン出身)、アデトクンボ(ギリシャ出身)と、外国籍出身選手がトップ3を占めた。4位はフェニックス・サンズのデビン・ブッカー(計216ポイント)、5位にはスロベニア出身のルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス/計146ポイント)が入っており、トップ3全員が外国籍出身選手、そしてトップ5のうち4人が外国籍出身選手というのはNBA史上初となった。