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5月13日(現地時間12日、日付は以下同)。マイアミ・ヒートはフィラデルフィア・セブンティシクサーズを99-90で下し、カンファレンス・セミファイナルを4勝2敗で突破。
今季イースタン・カンファレンス1位の53勝29敗で終えたヒートは、プレーオフに入ってもファーストラウンドでアトランタ・ホークスを4勝1敗で下しており、ここまでホームでは6戦無敗を誇っている。
2020年のNBAファイナル進出に続き、ここ3年間で2度目のカンファレンス・ファイナル勝ち上がりを決めたヒート。なかでもジミー・バトラーはシクサーズとのシリーズで、第3戦から第6戦まで4戦連続でゲームハイの得点をたたき出し、両チームトップとなるシリーズ平均27.5得点に7.5リバウンド5.5アシスト1.7スティールにフィールドゴール成功率51.3パーセントと大暴れ。
今年のプレーオフをとおしても、平均28.7得点7.6リバウンド5.4アシスト2.1スティールにフィールドゴール成功率52.5パーセントと絶好調。自身10度目のプレーオフで、キャリアハイの平均得点を残している。
そんなバトラーを、バム・アデバヨはヒートの“エンジン”と評しており、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)もこのように称えている。
「ジミーはすばらしい競争者だ。この世界でも究極の競争者の1人だと思う。コートの両エンドでやり合い、ものすごく効率の良いオフェンシブプレーヤーなんだ。それにチームを勝利へと導くことにフォーカスしている時、彼はそのほかのことなどお構いなしにやってのけるんだ。多くの選手やチームが(ほかのことに)巻き込まれてしまうが、彼はそうはならない。試合に勝つためにどんなことでもやってのけるのさ」。
もっとも、ヒート在籍3シーズン目の闘将は「チームメートたちやコーチたちが俺に自信を植え付けてくれるんだと思う。それもすごい自信をね。皆が乗せてくれるから、俺はプレーするだけなのさ。俺は勝つために全てを持ち込んでいる。それは彼らが俺のことを信頼してくれるからなんだ」と、チームとの良好な関係が自身の活躍につながっているという。
ボストン・セルティックスとミルウォーキー・バックスによるシリーズは、14日にセルティックスが勝利して逆王手をかけたため、第7戦までもつれることとなった。ヒートとしては、18日から幕を開けるカンファレンス・ファイナルに向けて、入念な準備をしていくだけだ。
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