2022.06.12

3年ぶりのファイナルで脅威の記録を続々と叩き出す絶好調のカリー

好調を維持しファイナルでチームをけん引するカリー[写真]=Getty Images
国内外のバスケ情報をお届け!

 6月11日(現地時間10日)に開催されたNBAファイナルの第4戦。試合終盤まで接戦を繰り広げたゴールデンステイト・ウォリアーズとボストン・セルティックスだったが、ステフィン・カリーが勝負所のシュートを幾度となく沈めきり、107-97でウォリアーズが敵地で2勝目を獲得している。

 この試合、カリーは3ポイントシュート7本を含む43得点10リバウンド4アシストと圧巻のパフォーマンス。フィールドゴール成功率は53.8パーセントと波に乗り、終始セルティックスのディフェンスを翻弄した。

 カリーはこの試合をはじめ、ここまでのファイナル4戦を通していくつかの記録を打ち立てている。ファイナルで40得点超を叩き出した選手のなかで最も高齢だったのは、当時35歳284日のレブロン・ジェームズ(2020年の第7戦、40得点)であり、当時35歳117日のマイケル・ジョーダン(1998年の第6戦、45得点)がこれに続いていた。この日カリーが打ち出した34歳88日での43得点は、歴代3位の年齢となる。

 また、カリーはこのファイナル4試合すべてで5本以上の3ポイントシュートを成功しており、これはリーグ史上初のレコードだ。ほかにも、ジェリー・ウェスト、マジック・ジョンソンに次ぐ、ファイナルで40得点10リバウンドを達成した3人目のガードとなるなど、カリーが打ち立てたスタッツの偉大さを感じさせる。

 負ければ王手をかけられる第4戦で、チームを勝利に導く働きを見せたカリー。第5戦はホームのチェイス・センターでセルティックスと対峙するが、ホームの熱烈なファンたちは彼を盛大な歓声で出迎えることだろう。

BASKETBALLKING VIDEO