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フリーエージェント(FA)の選手たちとの交渉解禁となった7月1日(現地時間6月30日、日付は以下同)。ケビン・デュラントがブルックリン・ネッツへトレードを要求したと『ESPN』が報じた。
これはデュラントのビジネスマネージャーを務めるリッチ・クライマンが同メディアのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者へ伝えたことで発覚し、現在ネッツはショーン・マークスGM(ゼネラルマネージャー)が両者と共にトレード先を探っている状況。
リーグ最高級の実力者として知られるデュラントの移籍希望先として浮上しているのはフェニックス・サンズとマイアミ・ヒート。2日になって、同記者はトロント・ラプターズも移籍先の候補になると報じている。
ただ、デュラントが今季(2022-23シーズン)受け取る年俸は約4412万ドル(約59億5620万円)と超高額。そのため、移籍先のチームはそれ相応のサラリーに見合う選手たちをパッケージにしなければならないだけに、そう簡単には決まりそうにない。
『The Athletic』のサム・エイミック記者によると、サンズについては制限付きFAのディアンドレ・エイトンを絡めたサイン&トレードになる様相で、成立を難しくしているという。
ヒートについても、デュラント側はジミー・バトラー、カイル・ラウリー、バム・アデバヨというコアメンバーと共にプレーできるなら、という条件がある。ただ、そのためにはダンカン・ロビンソンを中心としたパッケージとなるのだが、先述した3選手のうち1人を含めなければサラリーを釣り合わせることは困難で、ロビンソンを中心とした交換要員ではネッツ側が首を縦に振らないだろうと同メディアが報じている。
はたして、33歳のスーパースターはどこへ行きつくのか。移籍先の戦力によってはリーグの勢力図をも大きく変える事態となるだけに、今後の動向に注目していきたい。
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