2022.07.08

バックスと高額契約を締結したポーティスをGMが称賛「我々の成功において重要な一員」

バックス在籍3シーズン目を迎えるポーティス[写真]=Getty Images
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 7月7日(現地時間6日、日付は以下同)。NBAはフリーエージェント(FA)選手との契約が解禁となり、ミルウォーキー・バックスはボビー・ポーティスウェスリー・マシューズ、ジェボン・カーターとの再契約、そしてFAのジョー・イングルズと契約を結んだことを発表した。

 さらに、バックスはパット・カナトンが今季契約(プレーヤーオプション)を行使して残留、昨季途中にトレードで加わったサージ・イバカ(FA)との再契約も合意と報じられており、昨季と同等あるいは上回る戦力で今季に臨むことができると言っていいだろう。

 特に一昨季チームへ加入し、NBA優勝に貢献したポーティスは、昨季72試合(うち先発は59試合)に出場していずれも自己最高となる平均28.2分14.6得点9.1リバウンドをマーク。フィールドゴール成功率47.9パーセント、3ポイント成功率39.3パーセント(平均1.8本成功)と上々の成績を残した。

 年俸455万ドル(約6億1880万円)だった今季契約(プレーヤーオプション)を破棄して制限なしFAとなった27歳のビッグマン(208センチ113キロ)は、バックスと4年4900万ドル(約66億6400万円)という高額契約を手にした。

 バックスのジョン・ホルストGM(ゼネラルマネージャー)は、リリースの中でポーティスについてこのように評している。

「ボビーは我々の組織における貴重なメンバーであり、このチームの成功において重要な一員です。彼はエリートな3ポイントシューターで、フロアのどこからでも得点でき、ディフェンスやリバウンド、エナジーや努力するという面でもインパクトを与えてくれます。ボビーはバックスファンに受け入れられており、彼が戻ってきたことを喜んでくれるでしょう。我々も彼がミルウォーキーへ戻ってくれたことをうれしく思います」。

 バックスはヤニス・アデトクンボクリス・ミドルトンドリュー・ホリデーのビッグ3に加え、ブルック・ロペスグレイソン・アレンジョージ・ヒルの周囲に再契約組とイングルズ、今年のドラフト1巡目24位で指名したNBA Gリーグ・イグナイト出身のマージョン・ボウチャンプ(ガード)でロースターを形成することとなる。特にアデトクンボ、ロペス、ポーティスにイバカと、昨季と同様にビッグマンをローテーションできる点は大きい。

 もっとも、一昨季にバックスで優勝し、今夏に高額契約を手にしたからといって、ポーティスのプレースタイルが変わることはない。

「僕は決して安全ではない。いつだってアンダードッグなマインドセットでいる。どんな日も、どんなことが変わってもね。それは彼ら(ファン)が今日僕のことを愛してくれていても、明日はそうじゃないかもしれないからだ。それがこのリーグでプレーするうえで、常に僕のマインドセットになっている」。

 豪快なダンクにタイムリーな長距離砲、ディフェンスやリバウンドといったハッスルプレーなどでバックスを盛り立てるポーティス。今季も先発あるいはベンチからコートへ立ち、エネルギッシュなプレーを見せてくれるに違いない。

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