2022.07.15

ウルブズと延長契約を結ぶ可能性を残す司令塔のラッセル「もちろんそうしたいさ」

ウルブズで司令塔役を務めるラッセル[写真]=Getty Images
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 ミネソタ・ティンバーウルブズは昨季ウェスタン・カンファレンス7位の46勝36敗でレギュラーシーズンを終え、ロサンゼルス・クリッパーズとのプレーイン・ゲームを制してプレーオフへ進出。

 4シーズンぶりとなったポストシーズンでは、ファーストラウンドでメンフィス・グリズリーズに2勝4敗で敗退も、一時は2勝2敗へ持ち込む奮闘を見せた。

 するとチームはオフに入ってバスケットボール運営部代表にデンバー・ナゲッツのティム・コネリーを抜擢。トーリアン・プリンスと延長契約、大黒柱カール・アンソニー・タウンズとスーパーマックス額で超巨額の延長契約を締結した。

 そして大型トレードでユタ・ジャズからリムプロテクターのルディ・ゴベア、フリーエージェント(FA)戦線ではカイル・アンダーソン、ブリン・フォーブズ、オースティン・リバースと契約し、着実に戦力増強に成功している。

 そんななか、7月15日(現地時間14日)に『The Athletic』へ掲載された記事のなかで、ディアンジェロ・ラッセルが自身の延長契約に向けて「もちろんそうしたいさ。間違いなく、誰だって(契約を)延長したいんだ。そのポジションにいたいと思うものなのさ」と語っていた。

 在籍約3シーズン目となった昨季。ラッセルは65試合の出場で平均18.1得点3.3リバウンド7.1アシスト1.0スティールをマークし、ブルックリン・ネッツ在籍時の2019年以来、自身2度目のプレーオフ出場を飾った。

 もっとも、そのプレーオフでは終盤の勝負どころでベンチへ下げられることもあり、シリーズ平均32.7分12.0得点2.5リバウンド6.7アシスト1.5スティールにフィールドゴール成功率33.3パーセントと不完全燃焼に。

 契約が今季限りということもあり、一時はトレード候補と報じられていたのだが、現在はウルブズと延長契約を結ぶことを望んでいると本人が話していた。

 ゴベアの入団会見で、クリス・フィンチHC(ヘッドコーチ)が「我々はD-Loがダイブするビッグマンとどれだけうまくプレーできるかは分かっている。それは我々がまだその強みを最大限に活用できていないことでもある」と話しており、よほどイレギュラーなことがない限り、ラッセルは今季もウルブズでプレーするだろう。

 今季のウルブズはタウンズ、アンソニー・エドワーズという得点源にオールラウンダーのアンダーソン、守護神ゴベアが先発に並び、ラッセルがコンダクターという重要な役割を務めることとなる。

 開幕までにウルブズがラッセルと延長契約を結べば、在籍4シーズン目の司令塔のモチベーションは上がるに違いない。今後チームがどんな動きを見せるか注目していきたい。

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