2022.07.15

初のフリーエージェンシーを終えたラビーン「他のチームに目を向ける理由はなかった」

ブルズとマックス額で再契約を結んだラビーン[写真]=Getty Images
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 7月13日(現地時間12日、日付は以下同)。ザック・ラビーン(シカゴ・ブルズ)のインタビューが地元メディア『CHICAGO SUN TIMES』へ掲載された。

 ラビーンは今夏、自身初となる制限なしフリーエージェント(FA)となり、ブルズと5年2億1500万ドル(約296億7000万円)というマックス額で再契約を締結。

 もちろん、これは予想されていたシナリオではあったのだが、昨季終了後の会見で、ラビーンは「フリーエージェンシーを楽しむつもりだ」と話しており、複数のチームがオールスターガードの獲得に関心を示していたと報じられていただけに、予想以上に早い結末を迎えた。

「僕はオープンな姿勢でオフシーズンに入った。一度マークとAKと話す機会を持った時、彼らは僕が望んでいたすべてを持ち込んでくれた。そこで僕には外へ出て他チームに目を向ける理由が見当たらなかったんだ」。

 ラビーンが語ったマークとはマーク・エバーズリーGM(ゼネラルマネージャー)で、AKとはバスケットボール運営部副代表のアルトゥラス・カルニショバスのこと。ラビーンとの再契約を今夏の最優先事項と掲げていたブルズは、最高の条件を提示して、見事再契約へとこぎつけた。

 27歳でキャリアの全盛期を迎えようとしているラビーンは、ブルズに5シーズン所属しており、現有戦力では最古参となる。ここ4シーズンは連続して平均23.0得点以上を残し、2年連続でオールスターに選ばれている。

 5月下旬。ラビーンは昨季悩まされてきた左ひざの関節鏡手術を受けており、「今の僕はずっといい状態にある。リハビリしてワークアウトをしているし、プレーもできている」と今季はベストコンディションでトレーニングキャンプに参加できる見込みだという。

 昨季5シーズンぶりのプレーオフ返り咲きを果たしたブルズは、今季もデマー・デローザンとラビーンによるオールスターデュオを中心に、ニコラ・ブーチェビッチロンゾ・ボールアレックス・カルーソパトリック・ウィリアムズといった昨季と同等の戦力で臨むことができる見込み。

 昨季のプレーオフではファーストラウンドでミルウォーキー・バックス相手に1勝4敗で姿を消していただけに、今季はプレーオフ1回戦突破を最低限のゴールとしたいところだ。

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