2022.07.29

ドワイト・ハワード、来季NBAでプレーできない場合はプロレスラーに転身?

ハワードがレスラー転向を示唆?[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 史上最高のセンタープレーヤーの1人、ドワイト・ハワードは2021-22シーズンを過ごしたロサンゼルス・レイカーズとの契約が終了し、現在は次のプレー先を決めるべく、正式なオファーを待っている状況だ。

 世界で最も競争の激しいリーグともなれば、ハワードでさえ新たな契約が確約されているわけではない。だが、すでに彼にはセカンドキャリアのプランがあるようで、近い将来、主戦場はコートからリングへと変更されるかもしれない。

『TMZ Sports』によると、ハワードは米プロレス団体WWEがテネシー州ナッシュビルで開催する大会「サマースラム」のトライアウトに駆けつけたとのこと。同団体の選手部門の責任者を務めるトリプルHを含む重役を前に、ステージで熱量のあるマイクパフォーマンスを披露したという。

 しかし、バスケットボールの引退を真剣に考えるのは数年先と思われる。ハワードは、多くの大学生アスリートが次なるスターを目指そうと練習に励む中、オフの一環としてナッシュビルの訪問を純粋に楽しんでいる様子だったという。

 それでも、ハワードの未来には「WWE」の三文字がある。2004年のドラフト1位は、会場での取材に対して以下のようにコメントしている。

「将来的には何かあるんじゃないかな。僕はWWEとレスリングが大好きなんだ」

「ここ(トライアウト会場)に来る機会に恵まれたことをうれしく思っているし、たった今、トライアウトを含む団体の全貌を目撃できた。将来、実際にリング上でレスリングして、ベルトを巻いている日が来ることを願っているよ」

 また、この気持ちは一方通行ではない。WWE関係者も「プロモーションは良いスタートでした」とし、ハワードの“匂わせ”に成功したことを喜んでいる。

 WWEは、NBAと縁の深いスポーツ団体だ。過去にはカール・マローンとデニス・ロッドマンが対戦したほか、シャキール・オニールもリングファイトの経験がある。また、昨年の『マディソン・スクエア・ガーデン』での開催にトレイ・ヤング(アトランタ・ホークス)が登場したことも記憶に新しく、エネス・フリーダムもWWE転身を公言している。

 208センチ120キロのハワードは、WWEスターのドウェイン・ジョンソンにも負けじと劣らない恵体の持ち主。リングに上がったあかつきには、ダンクコンテストで見せてくれたようなサービス精神とエンタメ性に溢れるパフォーマンスを披露してくれるに違いない。

 文=Meiji

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