2022.08.19

因縁の球団が激突…NBAが新スケジュール”ライバルズ・ウィーク”を発表

レイカーズとセルティックスがライバルズウィークで激突[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 NBAは開幕に先駆けて、2022-23シーズンの主なスケジュールを発表した。

 開幕戦ではゴールデンステイト・ウォリアーズ対ロサンゼルス・レイカーズ、クリスマスゲームでは昨シーズンのイースタン・カンファレンス準決勝と同じく、ボストン・セルティックスとミルウォーキー・バックスの再戦が実現する。

 リーグはこうしたスケジュールの妙を駆使して、今シーズンより新たな試みを追加。2023年1月24日(現地時間23日、日付は以下同)から始まる「ライバルズ・ウィーク」はその名のとおり、因縁や古巣などライバル関係にある球団や選手が一斉に相見え、白熱の1週間になることが予想される。

 最も注目を集めるのは、互いにNBA史上最多の17回の優勝を誇るレイカーズ対セルティックスだろう。マジック・ジョンソンとラリー・バード、コービー・ブライアントポール・ピアースらは、それぞれ時代で数々の名勝負を繰り広げてきた。

 さらにレイカーズは、ロサンゼルス・クリッパーズと対峙するロサンゼルスの覇権争いも控えている。また、ニューヨーク・ニックスとブルックリン・ネッツによるニューヨークダービーも、両者がプライドをかけて交わることになるだろう。

 一方で、選手同士の名声を賭けたマッチアップも必見だ。2年連続MVPのニコラ・ヨキッチと、2022年の得点王に輝いたジョエル・エンビードによる現役最強センター対決は、トップクラスの技の応酬になること必至。さらにシカゴ・ブルズとシャーロット・ホーネッツの一戦では、兄ロンゾ・ボールと弟ラメロ・ボールの兄弟がコートで白黒をつけることとなる。

 また、「グローバル・ゲームズ」の復活は、海外のファンにとってはうれしい便りだろう。2019-20シーズン以来初の海外試合では、マイアミ・ヒートとサンアントニオ・スパーズがメキシコシティーで、シカゴ・ブルズとデトロイト・ピストンズがパリで、それぞれ試合を実施する。

 そのほかにも「エレクション・デイ」では、選挙日前日の11月8日に全球団が試合を実施。有権者たちに投票に参加するよう働きかけ、翌9日には1試合も試合を開催せずに、選手や球団関係者もスムーズに選挙に行けるようなスケジュールを組んでいる。

 シーズンの随所にハイライトを用意したNBA。新シーズンはジャパンゲームズやカナダシリーズなどを経て、10月18日から開幕する。

 文=Meiji

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