2022.08.20

ヒートのタイラー・ヒーローが歴代ベスト5を選定「コービーは確実。あとは…」

昨季最優秀シックスマン賞を獲得したヒーロー[写真]=Getty Images
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 8月19日(現地時間18日)。YouTubeへ公開されたジェイク・ポールの番組へ、マイアミ・ヒートのタイラー・ヒーローがゲストとして出演。オフシーズンということもあり、番組内で歴代ベスト5について聞かれてこう話していた。

「コービー(ブライアント/元ロサンゼルス・レイカーズ)は確実だと言っておくよ。レブロン(ジェームズ/レイカーズ)、アレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、シャック(シャキール・オニール/元レイカーズほか)もそう。それと、おそらくD-Wade(ドウェイン・ウェイド/元ヒートほか)だね」。

 ヒーローはレイカーズ一筋20シーズンをプレーし、5度の優勝を勝ち取ったコービーを真っ先に挙げたほか、2020年のNBAファイナルで敗れたレイカーズのレブロン、さらには歴代屈指のスコアリングガードとして知られるアイバーソン、圧倒的なパワーとそのサイズに似つかわしくないクイックネスでペイントエリアを牛耳っていたシャック、そしてもう1枠にヒートのレジェンドの名を挙げていた。

 ウェイドは18-19シーズンを最後に現役から退いたため、19-20シーズンからNBA入りしたヒーローは一緒にコートへ立ったわけではないものの、06年にヒートを球団史上初優勝へ導いたスーパースターであり、12、13年にはレブロンらと共に2連覇も達成している。

 昨季ヒートはイースタン・カンファレンス首位の53勝29敗でレギュラーシーズンを終え、意気揚々とプレーオフへ臨むも、カンファレンス・ファイナルでボストン・セルティックスに3勝4敗と、最終戦の末に敗れた。

 ジミー・バトラーバム・アデバヨカイル・ラウリーといった選手たちが所属するチームで、昨季ヒーローは66試合のうち56試合でベンチスタートとして出場し、平均20.7得点5.0リバウンド4.0アシストを残して最優秀シックスマン賞を獲得。

 だがチームは今季に向けてケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)、ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)の争奪戦へ参戦していると報じられており、ヒーローもそのトレード要員の1人と噂されているというのが現状だ。

 そこでポールから「もし君がGM(ゼネラルマネージャー)ならどうしたいか」と聞かれ、22歳のシューティングガードはこう返答していた。

「僕なら(今季も)同じメンバーで戦いたいね。だって僕らはそうやってきた。(昨季所属していた)皆を連れ戻したい。ファイナルまであと1勝のところまで迫ったんだ。だから僕なら同じメンバーで戦いたい」。

 今夏ヒートはプレーヤーオプションを破棄して制限なしフリーエージェント(FA)となったPJ・タッカーがイーストの強豪シクサーズへ移籍。それ以外は昨季とほぼ同様のロースターとなっているだけに、今から開幕に向けて動く必要はないとヒーローは見ているようだ。

 はたして、ヒートはこのままデュラントやミッチェルといった大物を狙うのか。今季開幕までの約2か月間も、その動向に注目だ。

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