2022.08.22

テイタムがKDとのワークアウトを語る「僕らには絆がある。まるで兄貴みたいなものさ」

デュラント(左)とテイタム(右)[写真]=Getty Images
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 ボストン・セルティックスでトップスコアラーを務めるジェイソン・テイタムは、3年連続でオールスターに選ばれており、昨季はオールNBAファーストチームに初選出された24歳の実力者。

 昨季プレーオフではNBAファイナルでゴールデンステイト・ウォリアーズに2勝4敗で敗退し、自身初のNBAチャンピオンこそ逃したものの、リーグ有数の選手という地位を確立した。

 8月22日(現地時間21日、日付は以下同)。そのテイタムが『Bleacher Report』のテイラー・ルックスとのインタビューに応じ、先日KDことケビン・デュラント(ブルックリン・ネッツ)とのワークアウトをこなしていたことについて発言していた。

 セルティックスとネッツは昨季プレーオフのファーストラウンドで激突しており、セルティックスが4戦負けなしのスウィープで撃破。テイタムはデュラント相手に攻防両面で活躍し、4連勝の立て役者となった。

 ただ、現在デュラントはネッツへトレードを要求している最中で、7月下旬にセルティックスが移籍先候補に浮上していただけに、デュラントとのワークアウトの写真がSNSで拡散されたことに驚きを隠せない人もいたはず。

 そんななか、テイタムは「KD(デュラントの愛称)のことは高校の頃から知っている。それに(昨年の東京オリンピック期間に)チームUSA(アメリカ代表)で一緒だったんだ。(ラス)ベガスから東京まで、5週間を共にして金メダルを勝ち取った。僕らには絆がある。まるで兄貴みたいなものさ」と意に介さず、さらにこう続けていた。

「KDが史上最高の選手の1人というのは、自分のプライドが許さないけど、一緒にワークアウトをしてみたいベストプレーヤーの1人であり、彼から何かを学びたいんだ。どうして(その機会を手にして)ノーと言うの?」。

 現時点でデュラントの移籍先は決まっておらず、セルティックスへ加入するかもしれないし、他チームへトレードされるかもしれない。それは合意に達するまで誰にも分からない。

「他の人たちが考えていることを真に受けすぎてしまうと、自分がおかしくなっちゃうよ。それに誰かと一緒にワークアウトできないなんておかしな話さ。僕らは互いに向上すべく、一緒にワークアウトをしていたってこと」(テイタム)。

 18日に地元メディア『The Boston Globe』が報じたところによると、デュラントのセルティックス行きに関するトレードトークは合意には程遠く、現実味を帯びていないという。

 トレードトークの渦中にいるとはいえ、テイタムにとってデュラントはNBAで対戦し、アメリカ代表ではチームメートとしても共闘した先輩。どんなウワサが出ていようと、ベストプレーヤーを目指すテイタムの飽くなき向上心を阻むことはないようだ。

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