2022.09.16

現地メディアが選ぶNBA新シーズンのベストSGトップ25…優勝候補のスター選手が上位に

シューティングガードのトップ3に選ばれたジョージ(左)、ブッカー(中央)、ブラウン(右)[写真]=Getty Images
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 NBAの2022-23シーズンの開幕まで約1カ月となった。現地メディアの「FADEAWAY WORLD」は新シーズンにおいて、シューティングガードのランキングを発表。トップ25人の選手たちを選出した。

 シューティングガードは過去にマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)やコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)といったスーパースターが君臨したポジションだ。新シーズンのランキングには、20代中盤で脂の乗ってきたオールスターや、自身初の優勝を狙うベテランなどが名を連ねた。

2022-23シーズン NBAベストシューティングガード トップ25

※所属チーム9月16日現在
※年齢はシーズン開幕の現地時間10月18日時点

1位デビン・ブッカー(25歳/フェニックス・サンズ)
2位ポール・ジョージ(32歳/ロサンゼルス・クリッパーズ)
3位ジェイレン・ブラウン(25歳/ボストン・セルティックス)
4位ジェームズ・ハーデン(33歳/フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)
5位アンソニー・エドワーズ(21歳/ミネソタ・ティンバーウルブズ)
6位ザック・ラビーン(27歳/シカゴ・ブルズ)
7位ドノバン・ミッチェル(26歳/クリーブランド・キャバリアーズ)
8位ブラッドリー・ビール(29歳/ワシントン・ウィザーズ)
9位CJ・マッカラム(31歳/ニューオーリンズ・ペリカンズ)
10位デジャンテ・マレー(26歳/アトランタ・ホークス)
11位:ジョーダン・プール(23歳/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
12位:デズモンド・ベイン(24歳/メンフィス・グリズリーズ)
13位クレイ・トンプソン(32歳/ゴールデンステイト・ウォリアーズ)
14位タイラー・ヒーロー(22歳/マイアミ・ヒート)
15位テリー・ロジアー(28歳/シャーロット・ホーネッツ)
16位ギャリー・トレントJr.(23歳/トロント・ラプターズ)
17位アンファニー・サイモンズ(23歳/ポートランド・トレイルブレイザーズ)
18位ジェイレン・グリーン(20歳/ヒューストン・ロケッツ)
19位ルーゲンツ・ドート(23歳/オクラホマシティ・サンダー)
20位ボグダン・ボグダノビッチ(30歳/アトランタ・ホークス)
21位セス・カリー(32歳/ブルックリン・ネッツ)
22位アレックス・カルーソ(28歳/シカゴ・ブルズ)
23位ジョーダン・クラークソン(30歳/ユタ・ジャズ)
24位コリン・セクストン(23歳/ユタ・ジャズ)
25位キャリス・ルバート(28歳/クリーブランド・キャバリアーズ)

25選手の中で唯一、得点王やアシスト王、シーズンMVPなどの実績を持つハーデンは4位に[写真]=Getty Images

 現地メディアから最高の評価を受けたのは、サンズのブッカー。6シーズン連続で平均22得点以上を挙げている点取屋は、入団から数年間は勝てない日々を過ごしたが、直近2シーズンで一気にチームが強豪へと変貌を遂げた。自身8シーズン目を迎え、サンズを球団初優勝に導く活躍が期待される。

 2位となったのはクリッパーズのジョージ。攻防両面で活躍する2ウェイプレーヤーも32歳となり、ベテランの域に入った。一昨年にはチームを初のカンファレンスファイナル進出に導いたが、今シーズンはケガから復帰を果たす二枚看板のカワイ・レナードとともに、自身初のチャンピオンリング獲得を目指す。

 3位にはセルティックスのブラウンがランクイン。昨年はシーズン後半から快進撃を見せ、ジェイソン・テイタムとともにファイナル進出を果たした。栄冠には惜しくも届かなかったが、大舞台での貴重な経験を積んだ若手オールラウンダーの活躍には今シーズンも注目だ。

 元シーズンMVPのハーデンは4位の評価に甘んじた。昨シーズンはそれほど大きなインパクトを残せなかったが、シクサーズと再契約を締結し、ジョエル・エンビートらとともに自身初のリーグ制覇を目指す。また、5位となったのは21歳のエドワーズだ。ジャズからルディ・ゴベアを獲得するなどオフシーズンに大きく動いたウルブズだが、上位進出を狙うには若手スコアラーの活躍が求められる。

昨シーズンは大黒柱のカール・アンソニー・タウンズとともにプレーオフへと進出したエドワーズ[写真]=Getty Images

 その後は、元ダンク王者からオールスターまで成長したラビーンや、トレードでキャブズに加入したミッチェルと続いた。昨シーズンは惜しくもプレーオフを逃したキャブズだが、ダリアス・ガーランドジャレット・アレンといった若手が急成長。ジャズでエースを務めてきたミッチェルの加入により、今シーズンのキャブズは大きな注目を集めている。

ジャズの解体により、キャブズやウルブズが大型補強に成功した[写真]=Getty Images

 さらに、ウィザーズとマックス額での延長契約を結んだビールは8位となった。昨シーズンは左手首の手術を受けたことにより、自己最少の出場40試合にとどまると、チームも下位に沈んだ。八村塁が所属し、日本でも注目されるウィザーズだが、プレーオフ進出に向けてはエースの活躍が必要不可欠だ。

 トップ10には、ペリカンズを支えるベテランのマッカラムや、ホークスに加入したオールスターのマレーなど、実績のある選手が名を連ねたが、11位にはウォリアーズのプール、12位にはグリズリーズのベインがランクイン。両者は昨シーズンにブレイクした若手だが、同じくウォリアーズのトンプソンがその下の13位という評価なのは驚く人も多いのではないだろうか。シーズン途中に度重なるケガからの復帰を遂げ、32試合の出場で平均20.4得点を挙げたスーパーシューターは、今年こそ万全の体制でリーグ連覇に臨む。

 そのほかにも、キャリア2年目を迎えるロケッツのグリーンが18位となるなど、現地メディアが期待する若手選手たちの名前も見受けられた。ベテラン、中堅、若手とバランス良く人材の揃ったシューティングガードだが、今シーズンに躍動するのはどんなメンバーになるのだろうか。

ランキング内で最年少となった20歳のグリーンは、オールルーキー・ファーストチームに選出された[写真]=Getty Images

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