2022.09.19

大麻で逮捕されたハレルに警察官が質問…ラメロや最も強敵だったセンターなどを明かす

昨シーズン途中のトレードにより、シーズン終盤はシャーロット・ホーネッツでプレーしたハレル[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 モントレズ・ハレルは今年5月、運転中にほかの自動車への過度な接近が危険視され警察に停車を求められたところ、車内から真空パックに入った3ポンド(1360グラム)のマリファナが発見された。

 警察官は取調べの過程で、停車を求めた人物が地元シャーロット・ホーネッツに所属するNBA選手であることに気が付いた模様。『TMZ』は、現場に居合わせた警察官とハレルがやりとりする映像を公開。そこでは警察官が取調べから逸脱し、2020年のシックスマン賞に対してNBAに関するさまざまな質問を投げかけている。

 やはりシャーロット警察が最も気になるのは、地元球団の未来を担うラメロ・ボールについて。「ラメロはどんな奴だ?」と尋ねると、201cmのフォワードは次のように返答した。

「いい奴だよ。ただ、それは普通の子どもという意味でもある。俺たちは皆、彼がまだ子どもであることを理解してあげる必要がある」

 また、ハレルはリーグで最悪の施設はどこかと問われると「フィラデルフィア」と回答。今夏に再びフリーエージェントとなったハレルは皮肉にも、そのフィラデルフィアを拠点とするセブンティシクサーズとの契約が決まったばかりである。

 さらに、元チームメートへ対する質問でパトリック・ベバリーについて言及した際には「嫌われるのが好きな奴だ」と説明し、対峙した選手の中で最もタフなビックマンを問われると、2年連続でシーズンMVPに輝いたニコラ・ヨキッチの名前を挙げた。

 なお、ハレルはマリファナを発見され、Dクラスの重罪で起訴。しかし、弁護士のドリュー・フィンドリング氏によれば、ハレルは有罪を主張することに同意し、最終的には12カ月の条件付きで釈放されている。

 ハレルはその実力とは裏腹に、ロサンゼルス・クリッパーズを離れて以来、定位置を見つけられていない。しかし、シクサーズはソリッドなロスターを作り上げており、二枚看板のジェームズ・ハーデンも今シーズンのオフは精力的にトレーニングする様子が確認されている。

 果たして、ノースカロライナ出身の28歳は、フィリーで新たなスタートを切ることができるのだろうか。

文=Meiji

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