10月18日（現地時間17日、日付は以下同）。2022－23レギュラーシーズン初日を翌日に控え、ロサンゼルス・レイカーズのADことアンソニー・デイビスがメディアの前で口を開いた。

　2019－20シーズンの王者レイカーズは、翌2020－21シーズンはプレーオフ1回戦敗退、昨シーズンはウェスタン・カンファレンス11位の33勝49敗でプレーイン・トーナメント進出にも届かず、期待外れに終わっていた。

　とはいえ、このチームにはレブロン・ジェームズ、ラッセル・ウェストブルック、デイビスというリーグ有数のビッグ3がおり、依然として注目チームの一つなのは間違いない。

　今シーズンの開幕戦を前に、レイカーズはデニス・シュルーダーが右手親指の内側側副靭帯の修復手術を受けたため3～4週間の戦線離脱。さらに、トーマス・ブライアントがケガのため欠場、ウェストブルックも左ハムストリングの張りにより開幕戦の出場は微妙と、ガード陣が手薄な状況で臨むことが濃厚。

　だがデイビスは19日のゴールデンステイト・ウォリアーズとの開幕戦、そして21日のロサンゼルス・クリッパーズ戦に向けてこう意気込んでいた。

「俺たちの最初の2試合は、いずれも優勝候補が相手になる。リング・ナイトを台無しにさせるのはいつだっていいことなのさ。だから俺たちのマインドセット（考え）は、2連勝で今シーズンを始めることだ」

　昨シーズンの王者ウォリアーズは、レイカーズ戦の前にホームのチェイス・センターでチャンピオンリングのセレモニーがあり、4年ぶりの優勝を祝福して新シーズンの開幕戦を迎える。

　レイカーズとしては、格上ウォリアーズ相手に挑戦者として戦いを挑むのだが、デイビスはすでに気合十分で、アウェーゲームであろうと相手チームを叩くべく意気揚々と新シーズンへ臨む気持ちを前面に出していた。

　デイビスは過去2シーズンというもの、ケガのため約半数の試合を欠場してきただけに、今季にかけるモチベーションは相当高いと言っていい。リーグ最高級の豪華戦力を誇り、優勝候補に挙がるウォリアーズとクリッパーズを相手に、この男がどんなスタートダッシュを見せてくれるのかは見ものだ。