2022.10.20

初の優勝リングを手にして「夢が実現したよ」と語ったウィギンズをカリーが祝福

優勝リングを受け取るウィギンズ[写真]=Getty Images
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「彼ならフィットするとすごく自信を持っていた。ただフィットするだけじゃない。彼のストーリーを書き換えられるかもしれないとね」(カリー)

 10月19日(現地時間18日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズはホームのチェイス・センターでロサンゼルス・レイカーズとの開幕戦を123-109で制し、レギュラーシーズン初戦を白星で飾った。

 ウォリアーズではステフィン・カリーがゲームハイの33得点に6リバウンド7アシスト4スティールの大暴れ。さらにアンドリュー・ウィギンズが20得点6リバウンド4アシスト、クレイ・トンプソンが18得点3アシスト、ジョーダン・プールが12得点7アシストを記録。

 この日の試合前。昨シーズンに優勝を手にしたウォリアーズのチャンピオンリング・セレモニーが開催され、球団史上7度目のチャンピオンシップバナーが掲げられた。

 カリー、トンプソン、ドレイモンド・グリーンアンドレ・イグダーラにとっては4個目、ケボン・ルーニーにとっては3個目のチャンピオンリングながら、ほとんどの選手たちにとっては初のチャンピオンリング。ルーキーシーズンに優勝を経験したジョナサン・クミンガは、20歳でリングを手に入れることとなった。

 そして昨シーズン、ビッグ3を攻防両面で完璧に補完する貴重な働きで優勝に大きく貢献したウィギンズにとっても、この日は初の優勝リングを指にはめる日となった。

「もう最高だった。一日中、興奮していたよ。昨夜は眠るのも難しかったくらいね。今日のことを考えると、僕の場合は家族がここへ来て一緒にこの瞬間を楽しんでくれた。夢が実現したよ」

 試合後の会見でそう語ったウィギンズは、先日ウォリアーズと4年の延長契約を結んだばかり。2020年2月にミネソタ・ティンバーウルブズからトレードでやってきた男は、チャンピオンリングを手に入れたのである。

ウォリアーズの主軸を務めるカリー(左)とウィギンズ(右)[写真]=Getty Images

 在籍4シーズン目を迎えたウィギンズについて、カリーはこう話していた。

「彼のことを思うとうれしいよ。だってあのトレードが成立してから、僕は彼ならこのチームにフィットするとすごく自信を持っていたんだ。ただフィットするだけじゃない。彼のストーリーを書き換えられるかもしれないと感じていたんだ。今ではチャンピオンシップチームに貢献するエリートなウイングなんだ。あの時から今に至るまで、彼はものすごく大きな進歩を遂げたと思う」

 昨シーズンのプレーオフ。ウォリアーズはカリーがオフェンス面で他チームを圧倒する傍ら、グリーンやトンプソン、ルーニーらがディフェンスを固めたのだが、相手チームのエーススコアラーをガードする大役を務め上げたのが、ほかならぬウィギンズだった。

 ウォリアーズ不動の先発スモールフォワードとしての地位を確立し、チャンピオンチームの主軸へ進化を遂げたウィギンズは、今シーズンもカリーらベテラン陣から指導を受けて成長を続け、オフェンスとディフェンスの両面に秀でた2ウェイプレーヤーとして、さらに存在感を増していくに違いない。

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