2022.12.19

ネッツを攻防両面で支えるクラクストン「DPOY候補のトップにいるべきだと感じている」

自己最高のシーズンを送るクラクストン(左)[写真]=Getty Images
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 キャリア4年目の今シーズン、ニコラス・クラクストンはブルックリン・ネッツで先発センターの座をつかみ、自己最高のシーズンを送っている。

 23歳のビッグマンは、ここまで28試合の出場で平均27.8分11.6得点8.6リバウンド1.2アシスト2.4ブロックにフィールドゴール成功率74.0パーセントと攻防両面で貴重な働きを見せており、ブロックはリーグ2位、フィールドゴール成功率は堂々リーグトップに立っている。

 12月17日(現地時間16日、日付は以下同)のトロント・ラプターズ戦。ネッツはカイリー・アービングの3ポイントが決勝ブザービーターとなり、見事な勝利を飾ったのだが、クラクストンはこの試合で15得点10リバウンドにキャリアハイの6ブロックをマーク。

 19日のデトロイト・ピストンズ戦では、ネッツは最大19点ビハインドを背負うなか、ケビン・デュラントが第3クォーターだけで26得点と大爆発。試合は最後まで勝敗が分からない展開となるなか、残り2.0秒にボーヤン・ボグダノビッチが同点をかけて繰り出した3ポイントシュートをクラクストンが値千金のブロック。ネッツは124-121で制し、連勝を6へと伸ばした。

 ここ11戦で10勝1敗と絶好調のネッツでは、デュラントがゲームハイの43得点に6リバウンド2ブロック、カイリーが38得点6リバウンド3アシストと両輪が大活躍。そしてクラクストンは6得点7リバウンド2アシスト3ブロックを残した。

「俺たちはニック(クラクストン)がいてほとんど当たり前と思っているけど、彼はユニークな選手なんだ。彼の長さを駆使してペリメーターの選手たちをガードしてしまう能力は、このチームにとって新たな特徴になっている」とデュラント。

 そんなクラクストンも自信を増しており、ラプターズ戦終了後に自らを最優秀守備選手賞(DPOY)の候補として挙げていた。

「正直、僕はリーグでもベストディフェンダーの1人なんだという気がしている。DPOY候補のトップにいるべきだと感じているんだ。僕としては、自分が本来受け取るべきリスペクトを得ていない気がする。チームは勝っていて、僕はいいリムプロテクトをしているし、1番(ポイントカード)から5番(センター)までガードしているからね」

 12月15日に『NBA.com』へ公開された、今シーズンの最新版DPOY候補ランキングのトップ3は1位から順にブルック・ロペス(ミルウォーキー・バックス)、OG・アヌノビー(ラプターズ)、ディロン・ブルックス(メンフィス・グリズリーズ)で、クラクストンはトップ10にも入っていなかった。

 開幕直後こそ、イースタン・カンファレンス下位に低迷していたネッツだが、現在は4位の19勝12敗まで順位を上げており、ここ10戦で9勝1敗はリーグトップ。次回のランキングで、クラクストンがランクインしても決しておかしくないだろう。

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