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12月31日(現地時間30日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズが敵地ステイトファーム・アリーナへ乗り込み、アトランタ・ホークスを130-121で下した。
レイカーズではトーマス・ブライアントが19得点17リバウンド、ラッセル・ウェストブルックが14得点8リバウンド11アシスト、デニス・シュルーダーが12得点9アシスト3スティールをマーク。
だがこの日の主役は間違いなくレブロン・ジェームズだった。現地時間30日に38歳を迎えたレブロンは、第4クォーターだけで16得点の集中砲火を見せ、試合全体でフィールドゴール成功率66.7パーセント(18/27)、3ポイントシュート成功率66.7パーセント(4/6)、フリースロー成功率77.8パーセント(7/9)でゲームハイの47得点に10リバウンド9アシストの大暴れ。
2003年のドラフト1巡目全体1位でクリーブランド・キャバリアーズから指名され、18歳でNBAデビューを飾り、今シーズンでキャリア20年目を迎えた大ベテランは「20年のキャリアが始まる前から俺と一緒にいた」という母グロリア、妻サバンナがコートサイドで見守るなか、バースデーゲームで今シーズン最多の47得点をマーク。
『ESPN Stats & Info』によると、レブロンがバースデーゲームでプレーした試合の戦績は5勝4敗。38歳以上の選手として残した47得点は、ジャマール・クロフォード(元ロサンゼルス・クリッパーズほか)とマイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)がたたき出した51得点に次ぐ高得点だった。
レブロンが試合時間残り16.1秒にフリースロー2本を沈めると、1万7984人で満員となった会場からは“MVPチャント”が鳴り響いた。「いつもアトランタは俺がどのユニフォームを身につけていようと、俺やチームメートたちを歓迎してくれる。彼ら(ファン)はいつだってゲームをリスペクトしてきたんだ」と感謝も口にしていた。
今シーズンもレイカーズのけん引役を務めるレブロンは、38歳になったからといって一線から退くことはなく、依然としてリーグ有数の実力者であり続ける。
「18の時よりも気分がいい。18歳の頃、俺は自分がどんな選手になることができるかなんて分からなかった。でも自分のゲームを磨き続けて、ゲームに忠実であり続ければ、史上最高の選手の1人になれるかもしれないと分かっていた。俺はそのことをずっと信じてきたんだ」
レブロンはNBAを代表するスーパースターとして、これまで素晴らしい功績を残してきた。そして入念なコンディショニングを欠かさずに“出場可能な状態”を長年維持してきたことで、今もなおリーグ有数の実力者として君臨しているのだから恐れ入る。
2022年の日程をすべて終えたレイカーズは、1月3日にシャーロット・ホーネッツとのアウェーゲームで2023年最初の試合を迎えることとなる。そのチームを率いるレブロンのパフォーマンスは、これから先も必見だ。