2023.01.03

史上7人目の“1試合70得点”達成者となったミッチェル…「今日は本当に恵まれていた」

史上7人目となる1試合個人70得点以上を記録したミッチェル[写真]=Getty Images
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 1月3日(現地時間2日)、クリーブランド・キャバリアーズはホームでシカゴ・ブルズと対戦。前半では最大21点差をつけられるなど劣勢に立たされたキャブスだったが、エースのドノバン・ミッチェルが第4クォーターで延長戦につながる同点弾をねじ込む。オーバータイムでは15-4とブルズを圧倒し、キャブスが劇的な逆転勝利を披露した。

 後半からギアを一段階上げ、怒涛の勢いで得点を量産したミッチェルは、終わってみれば71得点8リバウンド11アシストと驚異的なスタッツをマーク。ポイントでキャリアハイ、フランチャイズレコードを更新する圧巻のパフォーマンスで勝利の立役者となった。

 また、ミッチェルは「1試合で個人70得点以上」を達成した史上7人目のプレーヤーに。現役選手ではデビン・ブッカー(フェニックス・サンズ)が2017年に70得点をマークしていたが、以降はミッチェルが1試合最多得点を挙げた現役選手として君臨する。

 試合後のインタビューに登場したミッチェルは、「何よりもまず、チームメイトのおかげでこのような記録を達成できた」と、仲間へ感謝のメッセージを贈った。

「あらゆる面で、僕たちがリードを奪うために時間が必要だった。ある晩は積極的にゴールを狙い、ある晩ではディフェンスに注力する。そうやって、僕がしなければならないことを明確にしようとしてきた。今日は本当に恵まれていて、謙虚な気持ちでいるよ」

 第4クォーター残り4.4秒でフリースローを2本獲得するも、ブルズの3点リードと劣勢に立たされたキャブス。しかし、ミッチェルは1本目を確実に沈めると2本目のこぼれ球を自ら押し込み、一気に3得点を挙げて同点に。このプレーに関しては「実は先日の夜も練習していた」、とミッチェルは語る。「(フリースローでゴール下に並んでいた)仲間たちがボックスアウトを徹底して、僕が飛び込んであのプレーを成功できるようにしてくれたんだ」。

 年明け前には3連敗に陥るなど、エースとして苦しい時間を過ごしていたというミッチェル。「ここ数試合は生きた心地がしなかった」と心境を吐露しつつも、「シュートを決めるのは、僕らしさを見つけるためだ」と、次戦に向け闘志をみなぎらせている。

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