2023.01.26

グリズリーズデビューが近づくグリーン「僕はチームが必要としていたことを持ち込める」

昨夏のトレードでグリズリーズへ移籍したグリーン(右)[写真]=Getty Images
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 1月26日(現地時間25日、日付は以下同)。メンフィス・グリズリーズのダニー・グリーンが、自身のポッドキャスト番組「Inside The Green Room」にて、2月2日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で今シーズン初出場する計画だと明かした。

 グリーンは198センチ97キロのスウイングマンで、NBAキャリア13年で819試合(うち先発は709試合)に出場し、平均25.3分8.7得点3.4リバウンド1.6アシスト1.0スティールを誇る35歳のベテラン。

 これまでクリーブランド・キャバリアーズ、サンアントニオ・スパーズ、トロント・ラプターズ、ロサンゼルス・レイカーズ、フィラデルフィア・セブンティシクサーズでプレーし、3ポイントシュートはキャリア平均で1.9本成功、成功率も39.9パーセントの高精度を誇っており、ディフェンダーとしても定評がある。

 だがシクサーズに所属していた昨シーズン、マイアミ・ヒートとのカンファレンス・セミファイナル第6戦の序盤に、ジョエル・エンビードとペイントエリアで接触したことで左ヒザを負傷。左ヒザの前十字靭帯(ACL)と外側側副靭帯(LCL)を断裂していた。

 昨夏にトレードでグリズリーズへ加入していたグリーンは、復帰に向けてリハビリを精力的にこなしており、キャリア14年目のスタートが間近に迫ってきているようだ。

 グリズリーズは26日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦を120-122で落としたことで4連敗を喫した。だがこのチームはオールスターガードのジャ・モラントを中心に、デズモンド・ベインやディロン・ブルックスジャレン・ジャクソンJr.といった好選手がそろっており、今シーズンもここまでウェスタン・カンファレンス2位の31勝17敗と、リーグ屈指の戦力を有している。

 現在、チームはオフェンシブ・レーティングでリーグ10位の114.2、ディフェンシブ・レーティングでは堂々リーグトップの109.8を残しているのだが、グリーンは25日に『ESPN』へこう語っていた。

「僕はこのチームが必要としていたことを間違いなく持ち込める。ペリメーターのシューティングとペリメーターディフェンスだ。それに、僕なら円熟味をもたらして、若いチームへ勝利するためには何が必要なのかを理解させ、それを助けることができると思っている」

 グリーンには165試合のプレーオフ出場経験があり、2014年にスパーズ、2019年にラプターズ、2020年にはレイカーズで優勝も味わってきた。

 昨シーズン、グリズリーズはカンファレンス・セミファイナルでウォリアーズに2勝4敗で敗れてプレーオフから姿を消していた。モラントのケガによる離脱もあったとはいえ、豊富なプレーオフ経験を持つグリーンは、ボックススコアに残るスタッツだけでなく、数字に残らないような部分でもこのチームを助けることができるのではないだろうか。

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