1月26日（現地時間25日、日付は以下同）。現地メディア『BOSTON GLOBE』へ、ダニーロ・ガリナーリのインタビューが公開された。

　昨年夏、ガリナーリはアトランタ・ホークスからサンアントニオ・スパーズへトレード後にウェイブ（保有権を放棄）され、制限なしフリーエージェント（FA）となってボストン・セルティックスと2年契約を締結。

　だがイタリア代表として出場した「FIBAワールドカップ2023」のヨーロッパ予選で左ヒザを負傷。昨年9月上旬に、セルティックスはガリナーリが左ヒザの前十字靭帯（ACL）断裂と発表していた。

　キャリア13年を誇るガリナーリは、208センチ105キロのフォワードで、昨シーズンはホークスで66試合（うち先発は18試合）に出場。平均25.3分11.7得点4.7リバウンド1.5アシストに3ポイントシュート成功率38.1パーセント（平均1.7本成功）をマーク。

　左ヒザに大ケガを負ったことで、セルティックスで迎えた最初のシーズンは全休の見込みなのだが、34歳のフォワードは今シーズン中に復帰することを諦めてはいないようだ。

「僕はプレーしたいというマインドセットでいる。そしてシーズン終盤にプレーするだろう。プレーオフでプレーしたいんだ。それが日々僕の向上を助けていて、モチベーションになっている」

　セルティックスは27日を終えた時点で3連敗中ながら、イースタン・カンファレンスならびにリーグベストの35勝15敗を残している。昨シーズンはイーストを勝ち上がってNBAファイナル進出を果たしており、今シーズンも優勝候補の一角として注目されている。

　ここ数週間というもの、ガリナーリはアウェーゲームの遠征時にもチームへ帯同しており、今シーズン中にコートへ復帰することを目指しているという。

「僕には間違いなく（復帰できる）チャンスがあるんだと考えている。シーズンについて考えた時、全休はしたくないんだ。もし出場できたら最高だろうね。もしできなくても、次のシーズンを楽しみにしているよ」と、ガリナーリは現状について話していた。

　レギュラーシーズンは4月10日に終了し、16日から今シーズンのチャンピオンシップ獲得をかけたプレーオフが幕を開ける。もしその過程でガリナーリが復帰できれば、セルティックスに経験とシュート力を持ち込むことができるはずだ。