2023.01.31

異色の存在感を放つ新人ジェレミー・ソーハンをスパーズ指揮官が称賛「負けず嫌いな若者」

スパーズで先発パワーフォワードを務めるソーハン[写真]=Getty Images
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 1月31日(現地時間30日、日付は以下同)。サンアントニオ・スパーズはホームのAT&Tセンターでワシントン・ウィザーズ戦に臨むも、106-127で落としたことで6連敗を喫した。

 今シーズンのスパーズは、チーム2位の平均19.4得点を残していたデビン・バッセルが1月上旬に左ヒザの手術を受けたことで無期限の離脱。平均21.8得点を誇るケルドン・ジョンソンを中心に戦っているものの、この敗戦でウェスタン・カンファレンス14位の14勝37敗に。

 そうしたなか、昨年のドラフト1巡目9位でスパーズから指名されたジェレミー・ソーハンが奮闘。206センチ104キロのフォワードは、ウィザーズ戦で17得点2リバウンド5アシストをマーク。

 インパクト大なカラフルな髪色に野性味あふれる動きを見せる19歳は、右腕1本でフリースローを放つなどコート内外で異色の存在感を放つルーキーと言えるだろう。

 スパーズをカバーしているマシュー・タイナンは、グレッグ・ポポビッチHC(ヘッドコーチ)がこのルーキーフォワードについてこのように話していたと31日に報じている。

「ワイルドだね。彼は自身がやりたいことを何でもやってしまう。彼を見るのは大好きなんだ。まるでマヌが初めてやってきた頃みたいだ。あの時、彼が何をやろうとしているのか全く分からなかった」

 ポポビッチHCはスパーズ一筋16シーズンをプレーして4度の優勝に貢献し、昨年バスケットボール殿堂入りを果たしたマヌ・ジノビリの名前を出していたことからも、ソーハンへ期待を寄せていると言えるだろう。

「彼はトレ(ジョーンズ)がいない時にはポイントガードも務めている。すべてのことを少しずつこなしている。本当に負けず嫌いな若者で、粗削りで未完成ながら、数多くのスキルもある。それにハングリーだし、いい選手になりたがっているよ」と指揮官は語っていた。

 29日のフェニックス・サンズ戦で、スパーズは延長の末に118-128で落としたのだが、ソーハンは自己最長となる39分33秒プレーしてキャリアハイの30得点に8リバウンド5アシストの活躍を見せていた。

 ウェスト下位に沈むスパーズだが、ソーハンは先発パワーフォワードの座をつかみ、貴重な経験を積んでいることは間違いない。

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