2023.03.04

痛恨のターンオーバーから窮地に立たされたニックス…ランドルが執念の逆転3Pをヒット

ヒート戦で劇的な決勝点を沈めたランドル[写真]=Getty Images
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 3月4日(現地時間3日)、7連勝と波に乗るニューヨーク・ニックスは敵地でマイアミ・ヒートと対戦。試合終盤には大接戦が繰り広げられ、その幕切れは劇的なものとなった。

 第2クォーターから徐々にリードを拡大したニックスは、前半を終えて71-56と15点のリードに成功。しかし後半ではタイラー・ヒーロージミー・バトラーらに得点を量産され、第4クォーターの中盤で逆転を許す。試合時間残り23.1秒、ターンオーバーからヒーローにレイアップを沈められ1点をリードされたニックスだったが、最後に観客を感嘆させたのはエースのジュリアス・ランドルだった。

 残り10秒を切った場面、鉄壁のディフェンスを誇るバトラーにマークされたランドルは一度ボールを失い、なんとか球を拾い上げる。直後にはヒーローからプレッシャーをかけられたが、後方にステップを踏んでスペースを作り、そのまま長距離砲を試投。大きく弧を描いたボールはゴールに吸い込まれ、122-120でニックスが逆転。最後はヒートのターンオーバーを誘い、ニックスが劇的な勝利をつかんだ。

 この試合、ランドルは43得点9リバウンド3アシストと圧巻のスタッツ。2月25日に開催されたアウェーのワシントン・ウィザーズ戦でも46得点を挙げており、彼は2014年のカーメロ・アンソニー以来初めて、敵地で40得点超を連続で記録したニックスのプレーヤーになった。『ESPN Stats & Info』が伝えている。

 試合後の勝利者インタビューに登場したランドルは「僕たちは互いを深く愛し合っている」と、ニックスの好調について触れている。「お互いを知り、思いやることで、僕たちは充実した日々を送っていると思うよ」。

ランドルは執念でボールを保持し、最後のショットに持ち込んだ[写真]=Getty Images

 ランドルのほか、ヒート戦ではジェイレン・ブランソンが25得点8アシスト、ベンチ出場のイマニュエル・クイックリーが21得点と躍動。ランドルのシュートが決勝点になったとはいえ、彼らの活躍もこの勝利に大きく貢献していると言っていいだろう。

 2月12日のユタ・ジャズ戦から負けなしの日々を過ごし、連勝数が「8」に到達したニックス。次戦はイースタン・カンファレンスの強豪、ボストン・セルティックスとのアウェーゲームに臨むが、ニックスの快進撃はどこまで続くだろうか。

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