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3月6日(現地時間5日、日付は以下同)。『Miami Herald』へ公開された記事のなかで、マイアミ・ヒート一筋20シーズン目をプレーするユドニス・ハズレムが、2022-23シーズン終了後に現役を引退すると明かした。
ハズレムはフロリダ州マイアミ生まれで、高校時代までマイアミで過ごし、フロリダ大学で4年間をプレー。2003年にドラフト外でヒートへ入団し、今シーズンで在籍20年目を迎える大ベテラン。
キャリア20年目はレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)と並んで現役最長タイ、現役最年長(42歳)としてプレーする男は、ここまで6試合(うち先発は1試合)に出場して平均7.7分0.5得点1.3リバウンドを記録。
昨年8月。ヒートと正式に再契約を結んだハズレムへ、パット・ライリー球団社長は「最初の日から、私は彼が競争するのを目の当たりにしてきました。彼が我々のホームでジャージーを脱いで引退する日には、UD(ハズレムの愛称)はマイアミ・ヒートという球団でプレーしたベストな選手の1人として、このチームの歴史へ刻まれることでしょう」とリリースを通じて語っていた。
オールスターブレイク後、ヒートは6試合を終えて2勝4敗と負け越しているものの、ここまでイースタン・カンファレンス7位の34勝31敗を残しており、プレーオフ出場を目指して戦い続けている。
記事のなかで、ハズレムは「私はやり切った」と口にし、こう続けていた。
「何が起ころうと関係なく、私はもうやり終えた。自分の役割を全うしてきたんだ。ここまでくると、チームのみんなには新たな声が必要だ。誰かがステップアップし、その声になる時が来たということ」
ヒートという球団で20年目をプレーするハズレムは、2006年の球団史上初優勝に加え、2012、2013年と、計3度の優勝に貢献してきた。毎試合コートへ立ってプレーするわけではないのだが、ベンチやロッカールームで選手たちをまとめ上げ、鼓舞してきた男はヒートというチームにとって重要な存在だったと言っていい。
ジミー・バトラーやバム・アデバヨといったリーグ有数の実力者を擁するヒートが、ハズレムというフランチャイズ史上最高級の功労者のラストシーズンでどこまで勝利を重ねることができるか注目していきたいところだ。
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