2023.03.21

キングスのケビン・ハーターがチーム好調の要因を語る「健康体なのがものすごく大きい」

キングスのトップシューターとして活躍するハーター[写真]=Getty Images
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 3月21日(現地時間20日、日付は以下同)。サクラメント・キングスはユタ・ジャズとのアウェーゲームを120-128で落とし、43勝28敗でウェスタン・カンファレンス3位へと順位を落とした。

 それでも、キングスは直近8試合で6勝2敗と大きく勝ち越しており、17シーズンぶりのレギュラーシーズン勝ち越しを決めており、2006年以来初のプレーオフ出場に向けて視界は良好。

 18日に公開された現地メディア『The Ringer』のポッドキャスト番組“The Ryen Russillo Podcast”へゲスト出演したケビン・ハーターは、今シーズンにチームが好調な要因について話していた。

 昨年夏。アトランタ・ホークスからトレードで加入したハーターは、ここまで66試合に出場して平均29.6分15.0得点3.2リバウンド2.9アシストに3ポイントシュート成功率40.8パーセント(平均2.7本成功)と、チームトップの3ポイントシューターとして活躍。

 17日のブルックリン・ネッツ戦で膝窩筋を痛めたことで、ここ2試合連続で欠場しているものの、24歳のシャープシューターは「僕らは健康体でいることができている。それがものすごく大きい。NBAで本当にいいチームが過小評価されている部分は健康面なんだ」と話していた。

「僕らは(シーズンを通じて)出場可能な状態でやってきた。選手たちが休養することはないというカルチャーがある。マイク・ブラウン(ヘッドコーチ)の下で、僕らは練習し、ドリルをこなしている。このチームの練習は本当に有効なんだ。彼はフロントオフィスがそろえた選手たちをまとめ上げて、素晴らしい仕事をしているよ」

 今シーズンのキングスは、71試合を終えた時点でスターター全員が64試合以上に出場。ディアロン・フォックス、ハーター、ハリソン・バーンズキーガン・マレードマンタス・サボニスという先発陣で53試合も臨むことができており、34勝19敗と大きく勝ち越している。

 ベンチにはマリーク・モンクデイビオン・ミッチェル、トレイ・ライルズ、テレンス・デイビス、ケスラー・エドワーズらが控えており、選手層の厚さも今シーズンのキングスの魅力と言える。

 そしてハーターは「僕に言えるのは、このチームのうち6、7人がほぼ間違いなく彼らのキャリアのなかでベストなバスケットボールをプレーしているということ。それにこのチームのロスターは見事にプレースタイルがマッチしていて、(システムに)フィットする選手たちがそろっている」と自信を見せる。

 ウェストは大混戦となっているのだが、4位のフェニックス・サンズ(38勝33敗)とは5.0ゲーム離れていることから、ここから大崩れでもしない限り、現在3位のキングスがプレーオフ進出を決める可能性は濃厚。

 ハーターが戦列復帰することで、ブラウンHCは不動の先発陣を形成できることから、この男がいつコートへ戻ることができるかも注目していきたい。

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