2023.03.25

背中の神経圧縮と再診断されたネッツのベン・シモンズ…今季中の復帰に黄色信号?

背中の神経痛と再診断されたシモンズ[写真]=Getty Images
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 3月25日(現地時間24日)時点で39敗34勝を記録し、イースタン・カンファレンスの7位につけているブルックリン・ネッツ。プレーオフ進出に向け予断を許さない状況が続くなか、チームは貴重な戦力を1人失うことになるかもしれない。

 現地時間24日の夜、ネッツはオールスターフォワードのベン・シモンズが背中の神経圧縮と診断されたと発表。現地メディア『ESPN』は、シモンズが今シーズン中に復帰できるかどうかについて“疑わしい”と伝えている。

 オールスターブレイク直前のマイアミ・ヒート戦でプレーして以降、現在まで欠場が続いているシモンズ。当初は左ヒザと背中の痛みを理由にコートから離れていたが、再診断の結果、背中の神経に問題が生じていることが明らかとなった。

 これまでのキャリアで1試合平均14.7得点7.8リバウンド7.5アシストを記録しているシモンズだが、今シーズンは同6.9得点6.3リバウンド6.1アシストと、3部門のスタッツが軒並み低下している。フィラデルフィア・セブンティシクサーズで披露していたパフォーマンスと比較すると、新天地ネッツでは思うようなプレーができていないのかもしれない。

渡邊雄太(左)との連携も披露していたシモンズ(右)[写真]=Getty Images

 17日のサクラメント・キングス戦のあと、ジャック・ボーンヘッドコーチはシモンズについて、今季を全休する可能性について“ゼロ”だと語っていた。「間違いなく、彼がシーズン中に戻ってくるという信念のもとに動いている。彼がプレーできるかどうかについて、議論の余地はない」。

 昨年2月にネッツへ加入したものの、昨シーズンは背中のケガのため出場はできず。今シーズンはケビン・デュラント(現フェニックス・サンズ)、カイリー・アービング(現ダラス・マーベリックス)らとスターチームを結成していたが、2人ともトレードで他球団への移籍が決まり、リーグ屈指のトリオは早々に終わりを迎えた。

 オールスターブレイク以降、ネッツの成績は5勝10敗と大きく負け越す形に。直近のクリーブランド・キャバリアーズ戦では試合終了間際に痛恨の逆転弾を許し、5連敗と苦しい時間が続いている。

 1月にはイーストで2位に浮上するなど素晴らしいシーズンを送っていたネッツだが、現在はプレーイン・トーナメントへの出場も現実味を帯びている。果たして、リーグ屈指のオールラウンダーは今シーズン中にコートへ戻ることができるだろうか。

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