2023.03.27

右足のケガから“驚異的な回復”で復帰したレブロン「俺はプレーできると分かっていた」

戦列復帰を飾ったレブロン[写真]=Getty Images
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「医師たちは俺がこのケガからこれまでで誰よりも早く治したと言ってくれた」

 3月27日(現地時間26日、日付は以下同)。ロサンゼルス・レイカーズはホームのクリプトドットコム・アリーナでシカゴ・ブルズを迎えた。

 レイカーズは先発ポイントガードのディアンジェロ・ラッセル(腰の右側の痛み)、モー・バンバ(左足首捻挫)で欠場も、右足の腱を痛めたことで2月末から13試合連続で欠場していたレブロン・ジェームズが待望の復帰。

「今週こなしたワークアウトに自信があった。ワークアウトの翌日に目が覚めた時、ベッドから出た時に今日プレーできる可能性があると感じたんだ。だから試合前のワークアウトの時点で、俺はプレーできると分かっていた」

 試合後にそう語ったレブロンは、クリーブランド・キャバリアーズ在籍時の2007年12月12日以来初となるベンチスタートで出場。約30分のプレータイムでチームトップの19得点に8リバウンド3アシストをマーク。

 レイカーズはレブロンのほか、トロイ・ブラウンJr.が18得点6リバウンド2スティール2ブロック、6本の長距離砲を沈めたマリーク・ビーズリーが18得点、デニス・シュルーダーが17得点5アシスト2スティール、アンソニー・デイビスが15得点9リバウンド5アシスト、オースティン・リーブスが13得点7アシストを残すも、ブルズの前に108-118で敗れた。

 右足を負傷した際、レブロンは2人の医者からシーズン終了となる手術を勧められたものの、足における“レブロン・ジェームズ”(専門、スーパードクター)から右足のケガから復帰することができるとし、「彼は(手術)するべきではないと言ってきた」とレブロンは振り返る。

 その後復帰に向けたリハビリに取り組み、「医師たちは俺がこのケガからこれまでで誰よりも早く治したと言ってくれた」と明かし、驚異的な回復力でコートへ復帰するに至った。

シーズン最終盤でレブロン(左)とデイビス(右)という両輪がそろった[写真]=Getty Images

 ブルズ戦を落としたことで、レイカーズはウェスタン・カンファレンス9位の37勝38敗。10位のオクラホマシティ・サンダー(37勝38敗)とはゲーム差なしで、8位のニューオーリンズ・ペリカンズ(37勝37敗)とは0.5ゲーム差、7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(38勝37敗)とは1.0ゲーム差となり、11位にはダラス・マーベリックス(36勝39敗)が1.0ゲーム差におり、プレーイン・トーナメント出場争いは激化している。

 2シーズンぶりのプレーオフ進出を目指すレイカーズは、30日にブルズとのアウェーゲーム、4月3日にウェスト最下位(18勝57敗)のヒューストン・ロケッツ戦が組まれているとはいえ、残り5試合の相手はいずれもウェストでプレーオフならびにプレーイン参戦を争うチーム。

 そんなレイカーズにとって、レギュラーシーズン最終盤にレブロンが戻ってきたことはやはり大きい。デイビスは「彼なら大丈夫さ。俺たちも大丈夫だろう。彼が戻ってきてくれて最高だった」と、レブロン復帰を大歓迎しており、ここから白星先行でプレーインのスポットを手に入れたいところだ。

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