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3月29日(現地時間28日、日付は以下同)。ゴールデンステイト・ウォリアーズは、ホームのチェイス・センターでニューオーリンズ・ペリカンズを120-109で下し、今シーズンの戦績を40勝37敗とした。
この日を終えた時点で、昨シーズンの覇者はウェスタン・カンファレンス6位。プレーイン・トーナメントを回避してプレーオフへ出場できる位置にいるのだが、7位のミネソタ・ティンバーウルブズ(39勝37敗)が0.5ゲーム差、8位のペリカンズ(38勝38敗)が1.5ゲーム差で迫っており、レギュラーシーズン残り5試合も必勝態勢という状況にいる。
ペリカンズ戦では2月のトレードで呼び戻したゲイリー・ペイトン二世が、内転筋のケガから復帰後2試合目をこなし、9分間プレーして1リバウンド1スティールをマーク。
ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーン、ジョーダン・プール、ケボン・ルーニーというコアメンバーは健在で、ドンテ・ディビンチェンゾやジョナサン・クミンガといった選手たちが彼らを支えている。
とはいえ、フランチャイズ史上2度目の連覇をかけてプレーオフへ臨むうえで、やはり気になるのはアンドリュー・ウィギンズの存在。昨シーズンのNBAファイナルで、ボストン・セルティックス相手に平均18.3得点8.8リバウンド2.2アシスト1.5スティール1.5ブロックを残した男は、ファイナルMVPに輝いたカリーに次ぐ重要な働きを見せていただけに、4月16日から幕を開ける大舞台へ出場できるかどうかは、連覇達成に向けて大きな要素となる。
しかしながら、今シーズンのウィギンズは平均17.1得点5.0リバウンド2.3アシスト1.2スティールを残してはいるものの、左足を痛めて3試合、右側の内転筋の張りで10試合、体調不良で7試合を欠場。
さらに、2月14日のワシントン・ウィザーズ戦を最後に、家族の事情でチームから離れており、計40試合の欠場を余儀なくされている。
ウィギンズは離脱期間中も、日々ワークアウトをこなしており、チームへ復帰となれば、トレーニングスタッフとメディカルスタッフが健康状態を診断し、どれほど貢献できるかが分かるとチーム側は見ている。
スティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は「彼が戻ってくれば、我々のトレーニングスタッフが彼と取り組むことができるだろう。そこで彼の現状も分かる」と話していることから、ウォリアーズはウィギンズが今シーズン中に復帰する可能性があることを示唆している。
ただ、ウィギンズが離脱している要因はケガではなく、家族の事情というプライベートなこと。そのため、指揮官は「(復帰してくれるという)望みはある。だが(具体的な時期は)決まってはいない。我々にも分からないんだ」と話していた。
現状では、ウィギンズの復帰時期は不明。今シーズン中にウォリアーズの一員として合流し、プレーできるかどうかは微妙と言わざるを得ない。