2023.04.18

PO初戦で強烈な存在感を放ったラス「すべてをこなしていることにプライドを持っている」

サンズとのシリーズ初戦で奮戦したウェストブルック[写真]=Getty Images
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 4月17日(現地時間16日、日付は以下同)。ロサンゼルス・クリッパーズが敵地フットプリント・センターでフェニックス・サンズとの「NBAプレーオフ2023」のファーストラウンド初戦に臨み、115-110で勝利を飾った。

 クリッパーズではオールスターのポール・ジョージが右ヒザ捻挫で欠場するなか、カワイ・レナードがゲームハイの38得点に5リバウンド5アシスト、エリック・ゴードンが19得点、ノーマン・パウエルが14得点、イビツァ・ズバッツが12得点15リバウンド、テレンス・マンが10得点をマーク。

 後半だけで両チーム最多の25得点を奪ったレナードは、試合後に先発ポイントガードのラッセル・ウェストブルックを称賛していた。

「ウィニングプレーを決めて、ディフレクションをして、オフェンシブ・リバウンドを奪う。それがプレーオフ・バスケットボールってやつなんだ。シューティングが不調な夜でも、いろんな方法でゲームにインパクトを与えなきゃいけない。今夜の彼はそれを見事にやってくれた」

 この試合でウェストブルックはフィールドゴール成功率15.8パーセント(3/19)、3ポイントシュート成功率16.7パーセント(1/6)と不発。だが残り17.1秒にフリースロー2本を着実に成功。

 そしてケビン・デュラントに対してブロックショットやスティールを奪い、ショットミスを誘発したほか、ゲームハイとなる5本のオフェンシブ・リバウンドを含む計10リバウンドに8アシスト2スティール3ブロックをマーク。

 さらには3点リードで迎えた残り10.0秒にデビン・ブッカーのレイアップをブロックし、空中でボールをつかんでブッカーの体に当て、試合終盤にクリッパーズボールにする好プレーを見せた。

「自分のキャリアのなかで、俺はどのシーズンでもすべてをこなしていることにプライドを持っている。試合で勝つために自分に必要とされることなら、どんなことでもやってみせる」とウェストブルックは誇らしげに語っていた。

 今シーズン途中にクリッパーズ入りし、先発ポイントガードを務める34歳のベテランガードについて、レナードは最大級の賛辞を送っていた。

「彼は(将来)殿堂入りするポイントガードなんだ。これまでにもプレーオフで活躍してきたし、ファイナルに進んだこともある。彼には最高のプレーと自らの仕事をすることを求めているんだ」

 サンズとのシリーズ戦績を1勝0敗としたクリッパーズは、19日に第2戦を迎える。たとえショットが不調な試合があっても、ウェストブルックはコート上で気迫あふれるプレーを見せ続けてくれるに違いない。

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