5月26日（現地時間25日）、「NBAプレーオフ2023」のイースタン・カンファレンス・ファイナルが行われ、ボストン・セルティックスがホームでマイアミ・ヒートとの第5戦に臨んだ。

　シリーズ1勝3敗、依然あとがないセルティックスは、第4戦で34得点の活躍を見せたジェイソン・テイタムが序盤から大爆発。豪快なダンクを2本叩き込むとアシストでも貢献し、12－0のランに成功する。さらにデリック・ホワイトの3ポイントシュートも決まり、セルティックスは35－20で第1クォーターを終えた。

　続く第2クォーター、セルティックスのマーカス・スマートがヒートのカイル・ラウリーからスティールを奪うと、アル・ホーフォードがこぼれ球を拾ってダンクに成功。同クォーター終盤には、ヒートのジミー・バトラーやバム・アデバヨらに得点を許す苦しい時間帯もあったが、耐え凌いだセルティックス。61－44と17点リードで試合を折り返した。

　迎えた第3クォーターは、ホーフォードのダンクから始まると、続けてマーカス・スマートのアシストからジェイレン・ブラウンもダンクに成功。後半も序盤から勢いに乗るセルティックスは、確実に得点を重ねヒートに反撃の機会を与えず、90－72で最終クォーターへ。

　最終クォーター、テイタムを中心に中盤までは点差を保っていたセルティックスだったが、終盤になるとヒートのラウリーやヘイウッド・ハイスミスらが意地を見せ、立て続けの3ポイントシュート成功で詰め寄られる場面も。それでも、セルティックスは逆転を許さず逃げ切り、110－97で勝利。シリーズを2勝3敗とした。

　ファイナル進出王手をかけるヒートに対し、2連勝で意地を見せているセルティックス。テイタムが21得点8リバウンド11アシスト、ホワイトが24得点、ブラウンが21得点、スマートが23得点とスターターが満遍なく得点を重ねてホームでの勝利を勝ち取っている。

　一方のヒートは、バトラーが14得点5リバウンド5アシスト、アデバヨが16得点8リバウンド3アシストをマークするも、13点差で敗北。一時は3勝0敗だったが、第4戦終了後にリーグ規則違反でバトラーに懲罰が降るなどチームに暗雲立ち込める状況となっている。

■試合結果
マイアミ・ヒート 97－110 ボストン・セルティックス
MIA｜20｜24｜28｜25｜＝97
BOS｜35｜26｜29｜20｜＝110