2024.12.05
4月24日(現地時間23日、日付は以下同)、ミネソタ・ティンバーウルブズはホームのターゲット・センターでフェニックス・サンズとのプレーオフ第1ラウンド第2戦に臨んだ。
デンバー・ナゲッツおよびオクラホマシティ・サンダーとシーズン最終日までもつれる首位争いの結果、ウエスタン・カンファレンス3位シードとしてプレーオフに臨んでいるウルブズ。同6位シードのサンズとのシリーズ初戦は120-95で勝利し、流れに乗ってホーム2連勝を狙う。
前半はサンズに最大8点差のリードを奪われ、50-51の1点ビハインドで試合を折り返したウルブズだったが、後半に得点力が爆発した。第3クォーターには12-0のランを展開し、一気にサンズを突き放したウルブズ。そのまま振り切り最終スコア105-93でシリーズ2連勝を飾った。
ウルブズは、アンソニー・エドワーズが15得点5リバウンド8アシスト3スティール、ルディ・ゴベアが18得点9リバウンド3スティール1ブロック、カール・アンソニー・タウンズが12得点8リバウンド、マイク・コンリーが18得点4リバウンド4アシスト2スティールを記録。さらに、4選手に並んで先発に名を連ねたジェイデン・マクダニエルズが25得点8リバウンドと爆発した。
ウルブズはディフェンスでもサンズを圧倒。ケビン・デュラント、デビン・ブッカー、ブラッドリー・ビールの“ビッグ3”は、この試合における合計のフィールドゴール成功率を40パーセント(45本中18本成功)に落としている。とりわけブッカーに対するマクダニエルズのしつこいディフェンスは際立ち、ブッカーに6本ものターンオーバーを誘っている。また、第2クォーターにはマクダニエルズが激しくぶつかるあまりブッカーと衝突し、一時試合が中断されるまでに。このプレーでマクダニエルズにテクニカルファウルがコールされた。
なお、マクダニエルズは今シーズン序盤に行われたゴールデンステイト・ウォリアーズとの試合でも衝突を起こした“問題児”。クレイ・トンプソンとユニフォームのつかみ合いを起こし取っ組み合いに発展させ、乱闘の末にドレイモンド・グリーンがゴベアにヘッドロックを見舞い、3人の退場者を出している。緊迫する試合の中でもスター選手との衝突さえいとわない“問題児”は、両チーム最多得点でチームの勝利に貢献した。
ウルブズはこれでシリーズの戦績を2勝0敗とした。『ESPN』によれば、ウルブズがプレーオフで2勝0敗のリードを保持したのは過去に1度のみであり、2004年に行われたデンバー・ナゲッツとのプレーオフ第1ラウンド以来のことだという。その年のシーズンMVPを獲得したケビン・ガーネットを中心とする当時のウルブズは、カンファレンス決勝まで駒を進めている。
今のウルブズを牽引するエドワーズはレジェンドに敬意を表し、ガーネットの背番号「21」が施されたフィンガースリーブを着用している。ガーネットから「若い頃のジョーダンのよう」との評価を受けているエドワーズは、ゴベアやタウンズらとともにウルブズを優勝へ導くことができるか。ウルブズとサンズの第3戦は、会場をフェニックスに移し27日に予定されている。
■試合結果
ミネソタ・ティンバーウルブズ 105-93 フェニックス・サンズ
MIN|24|26|28|27|=105
PHX|21|30|20|22|=93
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