FIBAランキング10位以内に入る強豪国の主軸が欠場、覇権争いにも影響あり?
8月31日から中国で行われる「FIBAバスケットボール ワールドカップ2019」(以降、W杯)の開幕まで3週間を切る中、出場国の主力選手が出場辞退を表明している。
FIBAランキング1位のアメリカではジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ)やアンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)といったスーパースターが出場しないことが発表されているのだが、ここにきて同ランキングでトップ10に入る強豪国の主力選手たちのW杯欠場が相次いでいる。
8月12日(現地時間11日)、『EUROHOOPS』は同ランキング4位のセルビア代表で司令塔を務めるミロシュ・テオドシッチ(ガード)が、足底筋膜炎のためW杯出場を辞退すると報じた。
ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)やボグダン・ボグダノビッチ(サクラメント・キングス)らを擁するセルビア代表は、先日行われたリトアニア代表とのゲームに4点差で勝利。W杯本戦でも優勝候補の一角に挙げられているのだが、テオドシッチ欠場は今大会の覇権争いに影響を及ぼすことになるかもしれない。
また、13日(同12日)にはロシア代表に激震。アレクセイ・シュベド(ガード)が足のケガのためW杯を欠場することになると、所属先のヒムキ・モスクワが発表。
同ランキング10位のロシア代表において、シュベドは主軸の1人として期待されていたものの、ケガからの回復に苦しみ、チームドクターたちからトレーニングする許可を得ることができなかったという。
なお、同ランキング23位のカナダ代表も、ジャマール・マレー(ナゲッツ)に加えてRJ・バレット(ニューヨーク・ニックス)も欠場することが発表されており、ベストメンバーで臨むことは不可能となった。
ゲームにケガは付き物とはいえ、世界中のバスケットボールファンが注目する大舞台に出場できないことは、セルビアとロシアの両代表だけでなく、本人たちにとってもつらいものとなったことだろう。