2022.07.01

WNBA参戦中の町田瑠唯が近況を語る…「これからも自分の持ち味を出しながら…」

アトランタ・ドリーム戦では5得点5アシスト1リバウンド2スティールをマーク [写真]=Getty Images
中学や高校、大学などの学生バスケットをはじめ、トップリーグや日本代表と様々なカテゴリーをカバー。現場の“熱”を伝えるべく活動中。

 7月1日(現地時間6月30日)、ワシントン・ミスティックスの町田瑠唯がオンライン会見を行い、メディアの質問に対応した。

 冒頭、開幕からここまでの2、3カ月を戦い、自信が増しているのではないかという問いに、「正直、ここ数試合、自分のプレーが良くなくて、迷いながらやっていることが多かったのですが、とにかく自分らしいプレーをやることを意識するようにしました」と発した町田。さらに「それがこのあいだのゲーム(6月29日、アトランタ・ドリーム戦)などに少しずつ出てきたのかなと思うので、これからも自分の持ち味をしっかり出しながら、プラスアルファで求められていることをやっていけば、自信を持ってプレーできるのではないかなと思います」と続けた。

 そのドリーム戦では、ミスティックスが第1クォーターからリードを奪う展開に。バックアップのメンバーたちも持ち味を出し、優位に試合を進めた(92−74で勝利)。その中で、町田も19分51秒出場し、5得点5アシスト1リバウンド2スティールという数字を残した。

「完全に迷いが吹っ切れたわけではない」としながらも、この試合について「自分のリズム、自分のスタイルのバスケットがちょっとできたかなと思います」とコメント。加えて、「自分のプレースタイルを継続して出せるようになると、また違った自信が出るのではないかなと思います」とも口にした。

 また、ドリーム戦では、3ポイントシュートを1本沈めたが、これにはベンチも会場も大いに盛り上り。そのシーンについて、「シンプルにうれしかったです。ここ数試合3ポイントシュートが入っていなかったので、決めることができて良かった安心感と、観客もチームメートも喜んでくれて、『すごく温かいチームだな』と、より感じました」と声を弾ませた。

 かねてより「このチームが大好き」という町田は、「ターシャ(ナターシャ・クラウド)はたくさんアドバイスをくれるし、常に声をかけてくれます。他の選手もいろんな言葉をくれますし、私がコートに入ったときは『走っていこう』とみんなが伝えてくれるので、すごくやりやすい雰囲気を作ってくれていると思っています」とチームのことを語る。

 ミスティックスのメンバーとしてここまで22試合すべてに出場。「ボールプッシュは自分の役割だし、コーチからも求められていることだと思うので、毎試合、継続してできるようにやっていきたいです」と言えば、「相手(のオフェンス)に対してのアジャストもありますが、自分に対しての守りへのアジャストも必要なのかなと思います。(相手が)どんな守り方をしても迷わず対応できるように準備していきたいです」とも語った。

メディアからの質問に答える町田瑠唯


 現状に甘んじることなく先を見据える町田は、まだまだやるべきことがたくさんあると捉えているようだ。

文=田島早苗

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