フリーエージェント(FA)との交渉解禁となった11月21日(現地時間20日、日付は以下同)。『HoopsHype』はファクンド・カンパッソがデンバー・ナゲッツとの契約に合意したと報じた。
29歳のカンパッソはレアル・マドリード(スペイン)でプレーするポイントガードで、今季(リーガACB、ユーロリーグ、ACBスーパーカップの合算)は平均24.1分10.2得点2.8リバウンド5.3アシスト1.8スティールを記録。
アルゼンチン代表の司令塔も務めるカンパッソは、昨年中国で行われたFIBAワールドカップでも大暴れ。大会平均13.3得点7.8アシストをマークし、同国代表の準優勝に大きく貢献した。
『The New York Times』のマーク・スタイン記者によると、カンパッソは2年契約を結ぶことになるという。
ナゲッツは昨季ウェスタン・カンファレンス3位の46勝27敗を挙げたリーグ有数のチーム。プレーオフではファーストラウンド(対ユタ・ジャズ)、カンファレンス・セミファイナル(対ロサンゼルス・クリッパーズ)をいずれも1勝3敗から3連勝で大逆転勝利を収め、2009年以来初のカンファレンス・ファイナル進出を果たした。
オールスタービッグマンのニコラ・ヨキッチ、プレーオフでスコアラーとして覚醒したジャマール・マレーの2メンゲームを中心とするナゲッツに、クリエイティビティ溢れるカンパッソが加わることで、ナゲッツは恐ろしいことになるかもしれない。
ヨキッチとカンパッソによるピック&ロール、あるいはカンパッソがヨキッチとマレーを操ることで、両選手が高精度なショットを沈めることも期待できるからだ。
12月23日の新シーズン開幕を前に、ナゲッツは魅力的な新戦力を加えることに成功したと言っていいだろう。