2022.10.28

中国への移籍が報じられたエリック・ブレッドソー、家庭内暴力で逮捕

家庭内暴力で逮捕されたと報じられたブレッドソー[写真]=Getty Images
某ストリートメディアのシニア・エディターを経験後、独立。ひとつのカルチャーとしてバスケットボールを捉え、スポーツ以外の側面からもNBAを追いかける。

 ロサンゼルス・クリッパーズやミルウォーキー・バックスで活躍したエリック・ブレッドソーは、10月27日(現地時間26日)に中国リーグに所属する上海シャークスとの契約が報じられた。

 ブレッドソーは開幕前にポートランド・トレイルブレイザーズからウェイブされ、所属球団を失っていた。そんな最中での中国挑戦は、同選手のNBA復帰に向けた足掛かりとなることが期待されている。

 しかし、出国前にネガティブなニュースが舞い込んできた。『TMZ Sports』はブレッドソーの新契約が発表されてまもなく、同選手が家庭内暴力で逮捕されたと報じた。

 警察によると同日午後11時頃、被害者の女性からボーイフレンドに平手打ちをされたと通報を受けたという。警察官はすぐさま、カリフォルニア州ロストヒルズの自宅へ急行。捜査の末家庭内暴力の容疑でブレッドソーを逮捕し、逮捕直後は保安官事務所に留置したという。

 ブレッドソーのガールフレンドは、事件後自身のインスタグラムに顔を叩かれたことが分かる証拠画像を投稿。現在は削除されているが、「このような関係を続ける価値はありません。家庭内暴力は本当です。初めてではないですが、ここに居座り続けたのは私のせい。エリック・ブレッドソーは怪物です」と書かれていたという。

 名門ケンタッキー大学出身のブレッドソーは、2010年のドラフト18位指名でクリッパーズに入団。2013年にフェニックス・サンズに移籍すると本格的に頭角を現し、2016-17シーズンにはキャリアハイとなる1試合平均21.1得点6.3アシスト4.8リバウンドをマークした。またディフェンスに定評があり、2019年にはオールディフェンシブファーストチームに選出された。

 NBAに復帰するためにはこの事件を機に改心し、私生活でもコート上と変わらぬ堅実さを発揮してほしいものだ。

 文=Meiji

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