渡邊雄太(日本代表)

 高校卒業後に周囲の懐疑的な見方のある中、NBA選手になることを目指し渡米。努力を重ね、大学卒業後に日本人史上2人目のNBA選手となり、これまで5シーズンプレーしてきた。同リーグのなかでは身体能力等で突出するわけではないものの、3ポイントやディフェンス、IQを磨き、下部組織のNBA GリーグとNBAの行き来をする立場の弱いツーウェイ契約から本契約を勝ち取った。
 優れたリーダーシップも兼備し、前回のワールドカップや一昨年の東京オリンピックでは共同キャプテンを務めた。同2大会で日本が全敗したこともあり、今回のワールドカップには日本唯一のNBA所属選手として臨むが、チームを来夏のパリオリンピックへけん引できなければ代表から身を引くと話している。(2023.8.24 W杯出場選手紹介 文=永塚和志)

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