「一般社団法人スポーツを止めるな」は25日、学生アスリートが自らをアピールするためのオンラインプラットフォーム「Hands up」をリリースした。利用は無料で、競技にかかわらず登録できる。
このプラットフォームでは選手がプロフィールや自らのプレー動画を投稿し、リクルーターなど次のステージの関係者にアピールすることができる。プロフィールでは所属など基本的な情報のほか、握力やベンチプレスの記録など身体的な情報も登録可能で、動画は最大3つ投稿可能。その情報を見たチーム関係者からスカウトを受けることができるうえ、自らが進学したい学校にプロフィールつきのメッセージを送ることができる。また、チーム側も監督やキャプテンからのメッセージ、練習風景などアピールすることができるため、双方から情報が提供できる仕組みになっている。
同社団法人は25日に発表会見を行い、代表理事の野澤武史氏や共同理事代表の廣瀬俊朗氏・最上紘太氏、競技横断プロデューサーの野村忠宏氏が出席。野澤代表理事が「昨年『ラグビーを止めるな』で進路決定のサポートをさせてもらったが、競技によってはSNSの使用が禁止されていたり、年齢的にSNSの使用が適さない場合があるなど多くの意見をもらった。これらの問題を乗り越えるために『Hands up』というシステムを開発した」と狙いを説明。
また、野村プロデューサーは「新型コロナウイルス感染拡大の影響で、学生は大変な苦難に直面している。大会が中止となり、涙を飲んでいるため、競技の垣根を越えて活動していくべきだと思った。『Hands up』は手を挙げるという意味で、自らの未来をつかみとってもらうという意味を込めて命名した」と話した。
☆『Hands up』の申込・登録はこちらのリンクから⇒https://hands-up.jp/login