大河正明チェアマンがBリーグに込めた3つの想いを明かす

TIP OFFカンファレンスでBリーグへの想いを語った大河正明チェアマン

 9月22日の開幕を前に、12日に都内で「B.LEAGUE TIP OFFカンファレンス」が開催。大河正明チェアマンをはじめ、B1全18クラブの代表選手1名と招待されたファン約100名が参加した。

 昨シーズンまで2つに分かれていたNBLとbjリーグが統合し、新たに幕が開けるBリーグ。大河チェアマンは「『バスケットボールで奇跡を起こそう』というメッセージで動き始めた日本バスケットボール界の新時代。ゼロから新しいプロリーグを立ちあげ、過去の前例にとらわれることなく、イチから準備を進めてきました」とリーグ設立の経緯に言及。

 また、Bリーグに込めた3つの想いも口にした。第一は日本バスケットボール界の強化に関する『世界に通用する選手やチームの輩出』。「シーズン中に代表メンバーを招集して、毎月のように合宿や試合を行い、代表とリーグをコラボさせた企画を考えています」と具体案を述べ、同時に「審判の判定をサポートし、試合のクオリティーをアップさせる」ことを狙って初年度からビデオ判定を導入することを明かした。

 第二は『エンターテイメント性の追求』。国立代々木競技場第一体育館で行われる9月22の開幕戦では、世界初の全面LEDコートが採用される予定だ。また、ソニー・ミュージックエンタテインメントと連携を図り、「他競技では見られなかった新たなスポーツエンターテイメントのカルチャーを創出していきます」と意気込んだ。

 第三の想いは、沖縄県や栃木県で推進している『夢のアリーナの実現』。スポーツ庁や経済産業省が中心となり、体育館ではなく、“アリーナ”の建設が進められ、地域全体を活性化させる動きも出ているようだ。

 最後にチェアマンは「バスケットボールで奇跡を起こすべく、『前例を笑え! 常識を壊せ! 限界を超えろ! BREAK the border』をスローガンに、あらゆる壁や障害を壊して、バスケットボール文化を根づかせていきます」と力強く抱負を語った。

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