
2025.05.12
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ゴール下を制するチームが勝利する
西地区1位の琉球ゴールデンキングスがホームに同地区2位の島根スサノオマジックを迎え撃つ。今季の対戦成績は琉球の1勝3敗と島根がリード。勝敗のポイントはリバウンドだろう。琉球はリーグ1位のリバウンド力を誇るだけに強みを活かしたい。琉球がゴール下を制すれば7〜9点差、島根は4〜6点差での勝利が見えてくる。
注目の第1戦は第3クォーターに小野寺祥太と平良彰吾の3ポイントシュートでリードを広げた琉球が79−71と勝利。第2戦も後半に主導権を握った琉球が88-70で連勝し、準決勝進出を決めた。
勝敗の行方は千葉Jの渡邊雄太が握る
アルバルク東京が2回、千葉ジェッツが1回と、ともにリーグ制覇経験を持つ強豪チームが激突する。通算の対戦成績はA東京の18勝23敗と千葉Jがリード。ただ、今季に限って言えばA東京の2勝、さらに天皇杯準々決勝でも勝利して3勝0敗の負けなしだ。ただし、RS2戦とも千葉Jの渡邊雄太が欠場、天皇杯でもケガ上がりと万全な体調ではなかった。大事な一戦を控えて、渡邉雄太の調子によって勝負の行方が変わるかもしれない。互いにペースを掴めば10点以上のリードを奪うことも可能だ。
第1戦はキーマンに挙げた渡邊が欠場したものの、高確率で3ポイントシュートを決めた千葉Jが78-53と大勝した。第2戦も終始主導権を握った千葉Jが92-65で勝利し、準決勝進出を果たした。
リーグ1位の攻撃力を誇る三遠への群馬の対策に注目
中地区を2連覇した三遠ネオフェニックスとCS初出場の群馬クレインサンダーズが対戦。今季の対戦成績は三遠の2勝だが、リーグ1位、1試合平均90点以上の攻撃力を誇る三遠を80点台に抑えていることは群馬にとって好材料と言えるかもしれない。加えて、昨季のCSで三遠を破った広島ドラゴンフライズを指揮していたカイリ・ミリングが現在群馬のHCを務めることがどう勝敗を左右させるか。群馬のディフェンスを三遠は持ち前の攻撃力で突破したい。
第1戦はラストプレーまでもつれる大激戦となり、ホームの三遠が83-80で逃げきった。第2戦は三遠が最大22点のリードを手にするなか、終盤は群馬の猛反撃を退け、93-84と2連勝でクォーターファイナルを突破した。
三河の宇都宮長距離砲対策は?
東地区を制した宇都宮が最終節で2連勝して全体1位の座を獲得。対するはWC下位のシーホース三河。今季の対戦成績は宇都宮の2勝だ。互いにディフェンスを軸にそこから早いペースのオフェンスを展開する、同タイプのプレースタイルを持つ。大きな違いは宇都宮がリーグ1位の3Pシュート成功率を誇ること。正攻法でぶつかり合えば、宇都宮の2桁点差勝利必至か。三河とすればスローペースの試合運びを選ぶなど、思い切った宇都宮対策が必要だ。
第1戦は試合巧者の宇都宮が主導権を握り快勝。三河は勝負どころで踏ん張りきれず、12点差での決着となった。Game2は宇都宮が後半に一気にリードを拡大し、89-75で2連勝。千葉ジェッツの待つ準決勝へ駒を進めた。
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