2009年から京都ハンナリーズ一筋。チームの顔である村上直が、Bリーグ開幕へ向けて想いを明かした。
12日に都内で行われた「B.LEAGUE TIP OFFカンファレンス」には、B1リーグ全18クラブから代表者が出席。他の選手同様に、村上も新リーグへ強い決意を秘めて臨む。
今シーズンは「シーズン終盤に良くなる」例年と異なり、「チームのまとまりが早く、プレシーズンから自分たちのやりたいことが明確になっている」という。2011年から指揮を執る浜口炎ヘッドコーチの下、「スペースとタイミングを意識したモーションオフェンス」を基礎としたバスケットには絶対の自信を持っている。
24日の開幕戦では、名古屋ダイヤモンドドルフィンズと対戦。「若いチームなので、パワフルに戦ってくると思う」と相手を分析し、「気持ちで負けないのはもちろんだが、メンバーの平均年齢が30歳を超えているので、大人らしくスマートに戦っていきたい」と抱負を述べた。さらに、全60試合を戦う長丁場のシーズンを見据え、「対戦相手に関係なく、自分たちのやりたいことをできるようにしないといけない」と語る。
「リズムに乗れない場面で、自分がゲームをリードして、流れを持ってくる」起爆剤的なプレーを得意としている村上。「縦へのスピード、リングに向かうスピードを見てほしい」とアピールする。
「Bリーグ初年度優勝」を目標に掲げた上で、Bリーグのあり方にも言及。「日本バスケットボール界が変わるタイミングなので、今年は大事になる。まずは地元の京都から盛りあげていかなければいけないし、周りの関西圏、そして全国的にバスケットボールを広げていきたい」と語気を強めた。