変則日程で木曜開催となったレバンガ北海道対栃木ブレックスは、同じ北海道を拠点とするサッカークラブ、コンサドーレ札幌に所属する都倉賢の、センターサークル内での始球式で幕を開けた。
開始から1分30秒近く得点が入らない静かな立ちあがりだったが、栃木の古川孝敏のファーストゴールが決まると、すぐさま北海道の野口大介が3ポイントで応戦。そこからは取って取られての乱打戦となり、第1クォーターは栃木リードの20-18で終えた。
アウェイの栃木は続く第2クォーターで主導権を握る。チーム24点目となる竹内公輔の得点を皮切りに、ライアン ロシターの2ポイント、田臥勇太の3ポイントで開始2分にして点差を9ポイントまで拡大。このリードを保ったまま39-29でハーフタイムを迎えた。
第3クォーターでは北海道のダニエル ミラーに6得点、折茂武彦には3ポイントを沈められるも、栃木は8得点を挙げたロシターを中心に着実に加点。58-47でラスト10分間に突入する。
ロースコアゲームも予感させたが、最終クォーターでは栃木27点、北海道24点と両チームともにこの日の最高スコアを記録。ミラーが8得点と奮戦したが、栃木はロシターが13点を積み重ねるなど最後は強力なオフェンスでねじ伏せた。
勝った栃木は6勝1敗で、1試合少ないアルバルク東京をかわして東地区の首位に浮上。敗れた北海道は3勝4敗で黒星先行となった。両チームは明日14日、北海きたえーるで再び激突する。上位進出を目指す北海道としてはホームでの連敗は避けたいところだ。